【都市対抗野球】セガサミー4強 元広島・西田真二新監督が好采配…長嶋さん「次が楽しみ」

ベスト4に一番乗りで応援席にあいさつする西田真二監督らセガサミーナイン(カメラ・佐々木 清勝)

◆第91回都市対抗野球大会 ▽準々決勝 セガサミー7―2NTT西日本(30日・東京ドーム)

 元広島外野手の西田真二監督(60)が1月に就任したセガサミー(東京都)は、18安打の猛攻でNTT西日本(大阪市)に快勝。18年のチーム最高成績に並ぶ4強入りを一番乗りで決めた。選手、監督として計7度も日本一を経験している新指揮官の好采配も光り、悲願の初優勝にあと2勝と迫った。

 勝負師の血が騒いだ。1点リードの3回1死一、三塁で西田監督が動いた。5番打者の代打として送り出した平田巧(23)が右前適時打。「期待に応えたバッターが素晴らしい」と選手を持ち上げたが、勝負どころを逃さぬタクトで試合の主導権を握り、8回を除く毎回の18安打で相手を圧倒。2年ぶりの4強入りを決めた。

 優勝請負人だ。PL学園時代は3年生だった78年夏に4番・エースとして同校の甲子園初優勝に貢献。法大でも2度の大学日本一に輝くと、ドラフト1位で入団した広島でも84年に日本一。四国IL・香川の監督としても3度の独立リーグ日本一を経験している。現役時代にNPB歴代10位タイの通算代打本塁打13本をマークした勝負強さは、還暦を迎えても衰えることを知らない。

 1月の監督就任後は自ら打撃投手を務めながら、野手陣に細かくアドバイス。昨年は予選敗退に終わったチームの打線を鍛え直した。セガサミー・里見治会長(78)と親交の深い巨人・長嶋茂雄終身名誉監督(84)も、「よく打ったね。今年はバッティングのチーム。次が楽しみ」とコメント。指揮官も「ここまでやっときたね。でも、一戦必勝の気持ちに変わりはない」と、表情を引き締めた。(片岡 泰彦)

 ◆西田 真二(にしだ・しんじ)1960年8月3日、和歌山県生まれ。60歳。PL学園、法大を経て82年ドラフト1位で広島に入団。13年間の現役生活で通算777試合に出場し打率2割8分5厘、44本塁打、226打点。広島の打撃コーチ、四国IL・愛媛監督などを経て2007年から19年まで同・香川監督。左投左打。

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