【都市対抗野球】ヤマハ、2回戦の壁破れず…41度目出場で初コールド負け

6回、右翼にソロアーチを放つヤマハ・前野

◆第91回都市対抗野球大会 第9日 ▽2回戦 NTT東日本11―1ヤマハ=7回コールド=(30日・東京ドーム)

 ヤマハ(浜松市)はNTT東日本(東京都)に1―11で7回コールド負けを喫した。補強選手の先発・高橋康平(31)=永和商事ウイング=が初回に3失点。DeNAドラフト5位の池谷蒼大(21)ら中継ぎ陣も打ち込まれ、2本の本塁打を含む11安打を浴びた。打線も4番・前野幹博外野手(25)のソロアーチのみ。30年ぶりの優勝はかなわず、出場した4大会連続で2回戦敗退となった。

 15安打9得点で圧勝した1回戦(対日立製作所)の勢いは消えていた。ヤマハは投打ともにいいところなく、本大会41度目の出場で初のコールド負け。室田信正監督(46)は「取れるところ(チャンス)で取れず、こういう展開になってしまった」と声を落とした。

 初戦は完封リレーの投手陣が崩れた。先発・高橋が初回3失点。4回には1死三塁で大野健介(31)がマウンドに上がったが、制球に苦しみ1発を含む3安打1四球で4失点と突き放された。投手陣最年長左腕は「相手の方が実力が上だった」と脱帽した。

 6回には池谷もつかまった。先頭の1番・向山に初球をレフトスタンドに運ばれ、さらに安打と2四球で2死満塁とされたところで降板。直後に味方の適時失策が出て、さらに2点を追加された。1回戦で3者三振を奪った際は「直球を中心に腕が振れた」と手応えを口にしていたが、この日は大半が130キロ台中盤にとどまるなど、本調子ではなかった。

 打線も6回の前野のソロだけで、連打は一度もなし。3回2死満塁で二ゴロに倒れた際に気迫のヘッドスライディングを見せていた主砲は「何とかしようとしたけど、力不足でした」と唇をかんだ。野手陣はエラーや走塁ミスも重なり、投手陣を援護できなかった。

 これで今季の公式戦は終了する。3年目の笠松悠哉内野手(25)が2試合で1本塁打を含む6打数3安打3打点を挙げるなど一定の成果は見られただけに、室田監督は「(来季は)もっと若い選手に出てきてほしい」と期待を込めた。(武藤 瑞基)

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