マンチェスターU、お家芸の大逆転劇復活 カバニの2ゴール

マンチェスターUのカバニ(ロイター)

◆サッカー ▽イングランドプレミアリーグ 第10節 マンチェスターU(3-2)サウサンプトン

 マンチェスターUが2点差をひっくり返す逆転劇でサウサンプトンに勝利した。

 ポルトガル代表のC・ロナウドが去って以来くすぶっていたマンチェスターUの栄光の背番号「7」が久しぶりに本来の輝きを取り戻した形になった。前半、今季好調のサウサンプトンに2点をリードされたアウエー戦の流れを変えたのは、今季から「7」を背負い、この試合の後半の頭から出場したカバニだった。

 まずは後半15分、反撃ののろしを上げた1点目をアシストして存在感を示す。右サイドから中央に走り込んだフェルナンデスの足元にピンポイントのクロスを送り込んだ。

 そして後半29分、コーナーキックからの流れで、ペナルティーエリア内には両軍選手がひしめき合っていた。しかし、その混戦をものともせず、フェルナンデスが出した縦パスに反応し、ゴール前で頭を合わせた。これぞ、センターフォーワードといえる闘魂ヘッド。このゴールで2-2に追いついた。

 さらには後半ロスタイム2分、試合終了間際で逆転ゴールを決めた。ラッシュフォードが左サイドから放ったクロスに合わせ、ニアサイドの危険エリアにきっちり飛び込み、またもヘディング。このシュートがサウサンプトンゴールのネットを激しく揺らし、マンチェスターUに歓喜の勝ち点3をもたらした。

 ファーガソン監督時代のマンチェスターUがお家芸とした試合終了間際の逆転劇を彷彿させる1勝。その中心には10月に移籍してきた33歳ベテランFWがいた。

 この逆転劇にはスールシャール監督も大興奮。負ければ再び解任報道も再燃していたはずのノルウェー人青年監督は、「カバニこそ真のナンバー9。常にゴール前で相手の脅威となる存在。そして必ず結果を出す。(今日の活躍を)本当に喜んでいる」と語り、自分の現役時代を思い起こさせるような強烈な勝利に感激をあらわにした。

 また、現在もプレミアの通算ゴール記録を保持する元イングランド代表FWのアラン・シアラー氏も「カバニが大きな差を生んだ。あのヘディング2発こそセンターフォーワードの仕事。最近のマンチェスターUに足りないゴール前の鋭さを補った」と語り、ウルグアイ人FWを手放しで絶賛していた。

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