【ジャパンC 調教ズームイン】デアリングタクト思い通り 杉山晴調教師「恥ずかしくない状態」

松山を背に坂路を駆け上がったデアリングタクト

◆ジャパンC追い切り(25日・栗東トレセン) 

 【杉山晴調教師に聞く】

 ―デアリングタクトの最終追い切りは栗東・坂路で松山が騎乗し、馬なりで54秒7―12秒7でした。中間の調整は?

 「秋華賞からの中5週は桜花賞からオークスと同じ間隔で、春の調整を踏襲して進めてきた。今日は馬なりで、思った通りの調整ができた」

 ―前走は京都2000メートルで完勝。今回は東京2400メートルに替わる。

 「どのレースでも強い競馬をしてくれているけど、個人的にはオークスが一番強い内容だと思っている。道中マークされて、スムーズにいかなくても勝ち切った。条件が馬に合っていると思う」

 ―豪華メンバーとの対戦になる。

 「年長馬に挑むことになるが、恥ずかしくない状態で臨める。コントレイルは無敗の3冠馬で歴史的にみても名馬だし、強いのは分かる。アーモンドアイは長年、日本の競馬を背負って代表してきている。個人的には挑戦する認識でいる」

 ―最後に意気込みを。

 「開業間もない(16年10月開業)厩舎にきてくれて、神様の授かりものだと思っている。厩舎も馬もこれから強くなっていく。ジャパンCは日本を代表するG1で、その格に挑戦する気持ち。秋華賞よりもさらに強いデアリングタクトを見せることができるようにしっかりと調整していく」

 【調教比較】

 1週前にCWコースで負荷をかけ、当週は坂路で軽めの調教は牝馬3冠のそれぞれのレースと同じ。最終追い切りの全体とラスト1ハロンの時計は、秋華賞と全く同じ。桜花賞からオークスと同じレース間隔で臨め、秋華賞の疲労回復から、本番への状態の上げ方まで予定通りに行えている。

 【牟禮のジャッジ】

 調整過程全体を見ると、不安点が何も見当たらない。桜花賞からオークスでさらに強くなった春と同様の上昇曲線を描く可能性は十分。「挑戦者」が難なく勝ち切って、史上最少の6戦目でのJC制覇を想像できる万全の仕上がりだ。

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