【東都大学準硬式野球】青学大がサヨナラ勝ちで初優勝

サヨナラ勝ちで優勝を決めて喜ぶ青学大の選手

◆第3回アルシスコーポレーションカレッジベースボールカップ 東都大学準硬式野球 THE ROOKIE TOURNAMENT準決勝 青学大(2部)9―8日大(1部)=延長10回タイブレイク(24日・上柚木公園)

 秋季リーグ戦の1部6校、2部4校の計10校が参加し、1、2年生のみが出場ができる今大会。頂点に立ったのは2部の青学大だった。5回までに8点をリードする展開も、日大の猛反撃にあって延長タイブレイク(無死一、二塁から攻撃開始)に突入。10回1死満塁のピンチをしのぐと、その裏1死満塁で石井聖大(1年=常葉大菊川)が中越えへサヨナラ打を放って激戦にケリをつけた。この日が6番・指名打者で初の先発。「狙っていたアウトコースのストレートが来たので思い切りいきました。出させてもらったからには打ちたかった」と笑みを浮かべた。

 高校は春4度、夏6度の甲子園出場を誇る強豪。県8強に終わった3年夏は背番号19でベンチ入りも、「レギュラーを取れない時点で野球はやめようと思いました」と指定校推薦で青学大へ。夢の学生生活が始まろうとした春、コロナ禍で通学することもままならなかった。部活動をどうするか。「フットサルやラクロスをやることも考えましたが…」。迷った末に準硬式野球部へ。「楽しみながら勝つことを目指したかったんです」。その目標をまずは一つ、達成した。

 軟式から準硬式へボールを変えたのが、MVPを獲得した三輪和志(1年=中京学院大中京、現中京)だ。全国高校軟式野球選手権で最多10度の優勝を誇る名門。三輪は同校が3連覇を達成した昨夏、2番・一塁手として優勝に貢献した。自己推薦方式で青学大に進み、選んだのは準硬式だった。見た目は同じだが、中身は硬球といったイメージの使用球。軟球よりいくらか重くなったが「打つ時にはボールが硬くなったことで、すごく飛ぶようになりました。はじきがいいです」と手応えをつかんだ。今大会は4試合で打率4割を記録し、優勝に貢献。賞品にオーダーメイドのグラブの目録を贈られて喜んでいた。

 「負けたくなかった。勝ち切れてよかったです」と表情を引き締めたのが主将の佐々井光希(2年=星稜)だった。3年春、夏の甲子園に出場も背番号は2ケタの控え内野手。指定校推薦で青学大に入学したが「指定校推薦では硬式は…」と準硬式野球部へ。日大出身の林和成監督をはじめ、多くのOBが準硬式野球を経験していたことも背中を押した。この日は試合とゼミのオンライン授業が重なったため、試合が終わるとユニホームのまま受講する慌ただしさ。「忙しいけど充実しています」とはにかんだ。

 新人戦を制したメンバーがそのまま来季の主力になる。「優勝したことで他校もマークしてくると思いますが、そこをかいくぐって勝てるようにしたい」と佐々井。昨年春以来の1部復帰を見すえた。

最新一覧