パラ卓球代表・岩渕幸洋が吉村真晴と対戦「真剣勝負で魅力を伝えたい」

1ゲームマッチで熱戦を繰り広げた岩渕(左)と吉村

 パラリンピックの卓球日本代表に内定している岩渕幸洋(25)=協和キリン=が初めて主催するパラ卓球のイベント「IWABUCHI OPEN」が23日、東京・練馬区の中村南スポーツ交流センターで開催された。パラ立位の岩渕、東京・パラ代表入りを狙う立位の垣田斉明、パラ車いすの中本亨、齋藤元希ら4人が参加。また、16年リオ五輪男子団体銀メダルで、パラ卓球のアンバサダーも務める吉村真晴、松平賢二の2人がゲストで登場した。

 入場時の検温や手の消毒、声援禁止など新型コロナ感染防止策が敷かれた中、クラウドファンディングの支援者ら観客59人がソーシャルディスタンスを保って観戦した。イベントの様子は岩渕の公式YouTubeチャンネルでもライブ配信された。コロナ禍で第3波が押し寄せる中だが、3月以降相次ぐ大会中止を考慮し「真剣勝負の場をつくること」、クラウドファンディングによって「たくさんの人にパラ卓球の魅力を伝えたい」との2つの意図を持って開催。岩渕は冒頭で「開催していただいて感謝しています。パラ卓球を楽しんで見て帰っていただけたら」とあいさつした。

 イベント中盤では吉村との1ゲームマッチに挑んだ。左腕を固定してプレーした吉村に対し、岩渕は7―11で破れたものの「真晴さんはとても強かった。やっぱりトップの選手は違う。試合本番ならではの緊張感を味わうことで収穫や課題をみつけることができた。今後のモチベーションにつながる」と手応えを得た。

 今年就任したアンバサダーとしての初仕事に臨んだ吉村も「バランスが取れなくて難しかった。改めてパラはすごい」と振り返った。

 16年リオ・パラに続き、来夏の東京大会で2大会連続出場となる岩渕。コロナ禍で五輪前までの国際大会の予定は立っていないが、パラ卓球界をけん引する実力者は「東京・パラがぶっつけ本番になってもいいような想定で練習に取り組みたい。“金メダル以上”を目指し、競技の魅力を伝えられるようなパフォーマンスをしたい」とファンの前で来夏の活躍を約束。初開催のイベントについては「パラ卓球の魅力を伝えるにはまず、試合を見ていただくこと。今度はより多くの選手に出てもらって競技の裾野を広げていけたら」と、第2回に意欲を見せていた。

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