横審委員長、白鵬と鶴竜に「来場所には覚悟を決めて備えていただきたい」 両横綱へ「注意」決議

白鵬(左)と鶴竜

 日本相撲協会の諮問機関、横綱審議委員会(横審)が23日、11月場所を全休した白鵬(宮城野)、鶴竜(陸奥)の両横綱に対して、「注意」決議を出した。矢野弘典委員長(産業雇用安定センター会長)はリモート会見で「『注意』措置の理由は、休場が多いので、注意を与えて奮起を促すものでありまして、来場所にはぜひ覚悟を決めて備えていただきたいと思います」とした。

 不振続きの横綱には、横審が出席委員の3分の2以上の決議で軽い順に「激励」「注意」「引退勧告」を下す内規があり、今回で2回目の決議。18年九州場所後の稀勢の里に出された「激励」以来となった。

 議題に挙げられたのは、両横綱直近12場所(2年間)の成績。18年九州場所から今場所までは、白鵬が75勝18敗87休、鶴竜が54勝28敗98休だった。同委員長は「休場場所数が2人とも8回で、全体の3分の2。全休は4場所ずつ。(180日の内)日数にすると50%前後の休場をしている」と指摘。この間、白鵬は3回、鶴竜は1回優勝をしているが、「そうした結果は別として、休みがあまりにも多い。深い強い責任を持って、今後に対処して欲しい」とし、「注意」の決議に至った。

 一方で、歴代横綱ワーストの8場所連続休場をした稀勢の里の際には、「激励」の決議だった。今回さらに重い「注意」の決議に至ったことに同委員長は「(稀勢の里は)毎場所、土俵にのぼって、いい結果は出なかったですが、やってる姿は見ることができた。そういう意味では同じように比較することはできないだろうと。差を付けた結論になった。重みからすると、『激励』から一歩踏み込んだことが『注意』である認識」と説明した。

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