【オリックス】田嶋大樹が来年もシーズン完走を約束 真の左腕エース目指して「当たり前になるように」

田嶋大樹

 オリックスの田嶋大樹投手(24)が23日、来年もシーズンを完走することを約束した。大阪・舞洲での秋季練習は第3クールの最終日となり、2017年のドラ1左腕は、全体練習後に約30分間一人で黙々と走り込んだ。今季、先発としては山本由伸投手(22)を上回るチーム最多の20試合に登板。4勝6敗で防御率4・05をマークした。自身初の規定投球回に到達するなど、1年間先発ローテーションを守り抜いた。「1年間ケガをしなかったし、昨年よりは断然長いイニングを投げられた。(シーズンを)完走できたことはよかった」と充実の表情。しかし、ここで満足することはなく「それが当たり前にならないと上にはいけない」と気持ちを引き締めた。

 17年にJR東日本からドラフト1位で入団した田嶋は、過去の経験を糧に成長を遂げた。周囲の期待を背負ったルーキーイヤーは、口に出すと現実になるということをテレビで目にし「10勝、新人王」と明確な目標を立てて試合に挑んだ。前半戦で順調に6勝を挙げたが、左肘痛で離脱。「目標を意識して集中できなかった」と田嶋には逆効果だった。2年目は3勝に終わり、「あえて目標を設定せず、僕のできること、目の前のことをしっかりやろうという意識に変えました」と今季は気持ちを新たにスタートを切った。

 9月16日の楽天戦(ほっと神戸)では二塁すら踏ませない投球で、プロ初完投初完封勝利を挙げた。シーズン最終登板となった11月5日の楽天戦(京セラドーム)では、7回5安打2失点(自責1)と好投し、122回1/3で自身初の規定投球回に到達した。「野球を辞めるまで目標は言わないと思います。1戦1戦の積み重ねが、タイトルやチームの優勝につながる」と田嶋。“あえて”目標設定しないスタイルで再びシーズンを完走し、投手陣の柱へと成長を遂げる。

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