青学大8区は前日激走の「5年生」竹石尚人からエース吉田圭太に当日変更…全日本大学駅伝

青山学院大・吉田圭太

◆学生3大駅伝「開幕戦」 全日本大学駅伝(1日、名古屋市熱田神宮西門前スタート、三重・伊勢市伊勢神宮内宮宇治橋前ゴール=8区間106・8キロ)

 スタート前、当日変更が行われ、2年ぶり3度目の優勝を狙う青学大は最終8区(19・7キロ)に登録されていた「5年生」の竹石尚人(4年)からエースの吉田圭太(4年)に変更した。竹石は31日に東京・多摩市の国士舘大多摩陸上競技場で行われた国士舘大競技会男子1万メートルで28分50秒63で全体トップを取り、29分22秒79の自己ベストを一気に32秒16も更新しており、当日変更で出番がなくなることが確実になっていた。

 前年覇者の東海大は予定通り、エース区間の7区(17・6キロ)に主力の西田壮志(4年)を投入した。

 学生3大駅伝最多の22勝目を目指す駒大は7区に小林歩(4年)を起用。8区にエースの田沢廉(2年)を投入し、勝負をかける。

 青学大の竹石は2、3年時に箱根駅伝5区に出場したが、4年時の昨年12月に左ふくらはぎを故障し、登録メンバー入りを辞退。その時に留年して、もう一度、箱根駅伝に挑戦する決意を固めた。登録上は「4年」ながら、実質、5年目の駅伝シーズンにかける思いは強い。全日本大学駅伝では当日変更となったが、箱根駅伝では意地の走りが期待される。来春の卒業後、競技の第一線から離れ、静岡朝日テレビで新たな一歩を踏み出す竹石は、箱根路ラストランに向けて強い覚悟を持つ。「簡単なことではないことは分かっていますが、箱根駅伝で、もう一度、5区を走って、青学大の優勝に貢献したい」と決意を明かしている。

 国士舘大競技会1万メートルでは4区(11・8キロ)登録の高橋勇輝(3年)も28分58秒28、5区(12・4キロ)登録の横田俊吾(2年)も29分3秒99の自己ベストで快走しており、それぞれ、岩見秀哉(4年)、佐藤一世(1年)に交代した。原晋監督(53)は控え組の大健闘について「彼らも全日本大学駅伝に向けて一生懸命に練習してきたので、力を試すレースに出場させてあげたかった。うれしいばかりです。竹石たちが、これだけ頑張っているのだから、全日本大学駅伝のレギュラー選手は必ず快走してくれるはずです」と期待を込めて話した。

 全日本大学駅伝は18年から区間割りが大きく変更された。8区間と106・8キロの総距離は従来と同じだが、最終8区を除いて7区間が大きく変わった。1区が最短の9・5キロ。2区から6区まで11・1キロ~12・8キロのスピード区間が続き、7区が17・6キロ、8区が従来通り最長の19・7キロとロング区間となった。「先手必勝」が駅伝の定石だが、終盤2区間の距離が全体の35%を占めるため、区間配置は難解。各監督の腕の見せ所となっている。

 大会競技規則で29日に8区間と補欠5人を登録。大会当日朝に補欠選手を3人まで任意の区間に変更できる。あらかじめ区間登録された選手の区間変更は認められない。「3強」と目される当日変更は以下の通り。※は変更された区間。

◇東海大

▽1区(9・5キロ)佐伯陽生(1年)

▽2区(11・1キロ)市村朋樹(3年)

▽3区(11・9キロ)塩沢稀夕(4年)

▽4区(11・8キロ)石原翔太郎(1年)※浜地進之介(2年)

▽5区(12・4キロ)本間敬大(3年)

▽6区(12・8キロ)長田駿佑(3年)

▽7区(17・6キロ)西田壮志(4年)※佐藤俊輔(2年)

▽8区(19・7キロ)名取燎太(4年)

◇青学大

▽1区(9・5キロ)湯原慶吾(3年)

▽2区(11・1キロ)近藤幸太郎(2年)

▽3区(11・9キロ)中村唯翔(2年)

▽4区(11・8キロ)岩見秀哉(4年)※高橋勇輝(3年)

▽5区(12・4キロ)佐藤一世(1年)※横田俊吾(2年)

▽6区(12・8キロ)山内健登(1年)

▽7区(17・6キロ)神林勇太(4年)

▽8区(19・7キロ)吉田圭太(4年)※竹石尚人(4年)

◇駒大

▽1区(9・5キロ)加藤淳(4年)

▽2区(11・1キロ)花尾恭輔(1年)

▽3区(11・9キロ)鈴木芽吹(1年)※石川拓慎(3年)

▽4区(11・8キロ)伊東颯汰(4年)

▽5区(12・4キロ)酒井亮太(2年)

▽6区(12・8キロ)山野力(2年)

▽7区(17・6キロ)小林歩(4年)※唐沢拓海(1年)

▽8区(19・7キロ)田沢廉(2年)※佃康平(3年)

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