【巨人】岡本和真V29号3ラン、丸佳浩が続いた27号…ON以来49年ぶりGワンツー見えた

5回1死一、三塁、左中間に29号3ランを放った岡本和真 (カメラ・頓所美代子)

◆JERAセ・リーグ 巨人6―4ヤクルト(31日・東京ドーム)

 リーグ連覇から一夜明けた巨人がヤクルトに快勝し、連敗(1分けを含む)を5で止めた。5回に岡本が2戦連発の29号3ランを放ち、本塁打と打点でリーグトップをキープ。直後に丸が27号ソロで岡本との2差を守った。21日開幕の日本シリーズまで、あと3週間。白熱のタイトル争いがチームをさらに強くする。

 岡本の振り抜いた打球は、オレンジ色に染まる左中間スタンド中段へ突き刺さった。「打ったのは落ちる系の球。いい感触で打てました。勝ち越せて良かったです」。同点の5回1死一、三塁。小川の真ん中に来た変化球を完璧に捉えた。2戦連発となる勝ち越しの29号3ランで試合を決めた。

 チームの連敗を5で止め、巨人生え抜きでは松井秀喜以来となる3年連続30本塁打へリーチをかけた。2位に2差をつけている本塁打に加え、打点は89で2位の村上と6差に広げた。残り8試合で初タイトルへ大きく前進したが「個人の成績は特に気にしていません」と意に介さない。

本塁打と打点5傑

 前夜(10月30日)に28号を放ち、リーグ優勝を決めた。延長までもつれた試合が終わったのは午後9時58分。巨人軍の4番として優勝会見に出席し、その足で各局のテレビ収録を行った。深夜の帰宅となったこの日は午後2時開始のデーゲームだったが、疲れを一切感じさせず「チームが勝つことしか考えていません」と打席に立った。

 自身が乗っていれば「全然苦にならない。そのまま続いた方がいい」と、疲労のたまる連戦を逆に好む。4回先頭では中前に運びマルチ安打。「打てずに流れを断つのが僕かもしれないし、打って流れを寄せるのも僕かもしれない。それが巨人軍の4番」と自覚しており、今季13度目の勝利打点となった。得点圏打率(・360)でも坂本を抜きリーグトップに立った。

 その座の苦楽を知る原監督は「チームに貢献するところが4番の難しさであり、やりがいでもある」と表現。値千金の一発に「勝負強さが出てきている。チームにとっても非常に大きな一打。きのう(同30日)の一本もそうですし、(同28日の)横浜でもいいところで打った。これぞ4番というところでしょうな」とうなった。

 本塁打の直後には、丸が2者連続アーチとなるリーグ2位の27号。このまま2人の「OM砲」が本塁打1、2位を取れば、球団では71年の「ON砲」の王貞治(39本)、長嶋茂雄(34本)以来の快挙となる。指揮官も「第三者的に見ると、2人の戦いも見ものですね」と笑った。「残り少ない試合数の中で、コンディションをしっかり整えて1試合1試合、1打席1打席を大切にしたい」と岡本。個人でもチームでも、日本一だけを目指す。(小林 圭太)

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