【ロッテ】CSへ負けられない戦いで“珍中断”からの逆転劇…西武離した2差

◆パ・リーグ ロッテ6―3楽天(31日・ZOZOマリン)

 異例の“珍中断”からロッテの逆転劇が完結した。3―3の6回1死二塁、今季初の4番に入った清田が打席にいた午後3時47分。「ただいま日差しがきついため、しばらくお待ちください」と場内アナウンスが入った。ライト方向からホームへ強烈な西日が差し込んでいた。清田がたまらず球審に抗議し、試合は1分間中断。普段は試合がない10月下旬のデーゲームで起こった珍しいアナウンスに、球場のファンから大爆笑が起こった。

 再開後、清田が四球でつないだ1死一、二塁。菅野が楽天の2番手・酒居の直球を振り抜いた。一塁強襲の打球は右翼フェンスへ転がる適時三塁打。2点を勝ち越し、連敗を4で止めた。「ランナーをかえそうと思って積極的にいけたのが良かった。(中断しても)チャンスに変わりはなかったので、とにかくランナーを返そうと」

 10月5日に角中、清田らとともに新型コロナウイルスに感染。ただ無症状だったため、自宅待機を続けながら軽い素振りやできる限りのトレーニングを続けた。「体が元気なのに試合を見ることしかできなかった。勝ちたいけど、出られない。元気なのにできないもどかしさはありました」。この日は安田が7月21日から座っていた4番から外れ、打順が組み替えられた。これまで6~7番が多かった5番・菅野が試合を決めた。

 負ければ楽天と0・5差、西武と1差になっていた正念場で踏みとどまり、楽天と2・5差、西武と2差に広げた。残り7試合は全て本拠地開催。4年ぶりのクライマックスシリーズ進出に向けて、井口監督は「一試合一試合勝負。トーナメントみたいな気持ちでやっていくしかない」と力を込めた。(小田原 実穂)

 ◆珍しい試合中断アラカルト

 ▽ヘビで停電(1982年7月8日)広島―阪神戦(岡山)の7回表、阪神・古沢が投球モーションに入ろうとしたところで照明灯が消えた。ヘビが照明設備に入り込んだために停電したという。

 ▽鳥の襲来(2017年8月30日)楽天―西武(Koboパーク宮城)の8回表終了後、降雨中断後の試合再開準備中に約100羽の鳥の群れが。笛や花火で脅しても効果なく、照明を落として群れが去るのを待った。

 ▽魚の死骸(16年5月8日)阪神―ヤクルト(甲子園)の6回裏、左翼を守っていたバレンティンの近くに約30センチの魚の死骸が落下したため。上空を飛ぶ鳥が落としたとみられる。

 ▽コンサート(20年10月24日)ヤクルト―中日(神宮)は、すぐ近くにある国立競技場で収録していた「嵐フェス2020」の演出の風船や花火の煙で、2度中断した。

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