【阪神】陽川尚将、初満弾 ポジション“丸かぶり”ドラ1佐藤に負けられない

1回2死、先制の満塁本塁打を放った陽川(中央)は笑顔でベンチのナインに迎えられる(カメラ・豊田 秀一)

◆JERAセ・リーグ DeNA5―13阪神(31日・横浜)

 甘く入ってきた球を逃さなかった。0―0の初回2死満塁。陽川は井納の129キロスライダーを完璧に捉えた。「積極的に打っていくことを意識しました」。左翼席上段へ自身初の6号グランドスラムだ。3回先頭では左中間席へこちらも自身初の2打席連発。新型コロナウイルス感染による離脱がありながら、自己最多の7号ソロを放ち、両手で胸をたたく“ゴリラポーズ”を見せつけた。

 それでも、来季の定位置は安泰ではない。10月のドラフトでは4球団競合の末、大学NO1スラッガーの近大・佐藤輝明を1位指名した。矢野監督は「外野をやってもらいたい」と話すが、三塁など内野も守れる超大型新人。一、三塁に外野もこなす陽川とは“丸かぶり”で、左右の違いはあるが、し烈な争いが予想される。「しっかり自分がやることをやっていきたい」。自慢の長打力で競争を勝ち抜く覚悟だ。

 チームは38試合ぶりの2ケタ得点で快勝。引き分けを挟み、今季最多の6連勝とした。貯金6は矢野政権最多タイ。指揮官は「(勝因は)もう陽川だね。あいつ自身も危機感を持ってやってくれてると思う」と賛辞を贈った。「一打席一打席が勝負」と陽川。そう簡単に席は譲らない。(中村 晃大)

試合詳細
すべての写真を見る 2枚

最新一覧