【清水】7戦連続勝ちなし…オルンガ抜きで中2日の柏にも勝利できず

ドロー後、整列する清水イレブン

◆明治安田生命J1リーグ第25節 柏0―0清水(31日・三協フロンテア柏)

 清水エスパルスはアウェーで柏と0―0で引き分け、7戦連続勝ちなしとなった。中12日のチームは9試合ぶりに4バックに戻し、序盤こそ猛攻をみせたが、8戦ぶり無得点。中2日と過密日程を戦いリーグ得点ランク1位の23得点のケニア代表オルンガを温存した柏に後半はペースを握られたが、GK梅田透吾(20)のビッグセーブでなんとか無失点。仙台と並びリーグ最少勝ち点14で、順位も17位のままだ。

 背番号10はぼう然と座り込んだ。試合終了間際。FWカルリーニョスジュニオがクロスをフリーで受けるも、右足シュートは枠に飛ばなかった。センターFWとして序盤から全力疾走していたが、冷静にトラップし、ゴールを襲う余力は残っていなかった。8戦ぶりの無得点。DF金井は「勝ち点3を取りきらないといけなかった」と唇をかんだ。

 追い風が吹いたはずだった。8日間で3試合をこなす柏に対し、清水は中12日。しかもルヴァン杯決勝(7日)などを控え、疲労を考慮し得点トップの柏FWオルンガは欠場した。「ストロングポイント(オルンガ)がいないのは大きかった。相手は中2日なので、自分たちは体力があるのは当然」と金井。強烈な個に引っ張られることなく、攻撃を組み立てることができた。フレッシュな選手たちは9戦ぶりの4―3―3で序盤から攻守にハードワークし、コロナ禍後初めて解禁されたアウェーサポーター席の清水ファンを沸かせた。

 それでも得点を奪えない。前半ロスタイムにCKからの流れでカルリーニョスジュニオが右足シュートを放つも、好セーブに阻まれた。後半19分にはFW西沢のFKからのボールをまたも枠外。その後は柏にペースを握られたが、梅田のビッグセーブ連発でなんとか無失点。クラモフスキー監督(42)は「後半はスペースを使えなかった」。金井は「ラストパスの前のパスの質の精度を上げないといけない」と課題を口にした。

サイドから存在感をみせたFW西沢

 ただ、リーグワースト54失点の守備陣は、7試合ぶりに無失点。梅田は「プラスにとらえたい」と手応え。今季の始動から取り組んだ4―3―3で好機もつくり、金井は「(中12日の)空いた期間に意思統一できた。柏戦は90分声を掛け合って一つになれた」。いいサッカーはできても、勝ち点3はつかめず、リーグ最少タイの勝ち点14で17位。清水サポーターは勝ち試合をみたいはず。中2日の神戸戦(3日・アイスタ)で、結果をみせてほしい。(山田 豊)

 ◆再開後初のアウェー席解禁 サポ200人

 〇…再開後初めて、アウェーのサポーター席が解禁となり、オレンジ色のグッズを身につけた約200人の清水ファンが三協F柏で戦況を見守った。川崎市から来た佐野修都さん(22)は「関東の試合は私服でみていたのでうれしい。苦しいシーズンだが監督は変えずに継続していってほしい。5年後に優勝してほしい」。一方で都内から来た望月正浩さん(50)は「今年初めて観戦できてよかった。選手には迷いがあるように見えるので、勝って自信をつけてほしい」と語った。

コロナ禍後、初めて敵地で応援する清水のサポーター

J1順位表
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