7人制ラグビーの林大成がハンドボール代表らとのステップ対決熱望 9月にアメフット復帰の元WithB・コージも撃破

試合形式の練習で、鋭いステップを見せる林大成

 東京五輪7人制ラグビー男子の日本代表候補チームが29日、東京・府中市内で実施中の強化合宿を公開。所属クラブを持たず「さすらいラガーマン」と呼ばれる林大成(28)が、3人制バスケットボール、ハンドボールの日本代表と、1対1で抜き合うステップ対決を熱望した。

 自慢のステップを使って異競技と対決する企画を行っており、9月にはアメフット選手に現役復帰した元WithBのコージ・トクダを撃破した。「3オン3バスケ、ハンドボール、いずれも代表クラスの選手と動画ステップを通じてつながっていきたい。コロナ禍で安易にはできないし(他競技とのコラボに)寄ってしまうと本末転倒になるので、代表活動とのバランス、いまのコロナの状況を考えながらやっていきたい」と話した。

 26日から始まった今合宿で、この日は7分ハーフ、フルコンタクトの試合形式の練習を敢行。林は得意のステップで2人の防御をかわして1トライを挙げ、味方チームの勝利に貢献した。感染症対策の一環でコンタクトプレーができない不自由な時期を乗り越え、「ラグビーができることが一番」と喜んだ。

 全国各地で武者修行をしたいがために、クラブに所属せず、固定住居も持たずにスーツケース1つで全国の「アパホテル」を転々としている林だが、さすがに「3月中旬に関西に戻って、ふだんは3日以上、(同じ場所に)ステイすることはないけど、1か月ぐらいは(同じ場所に)いた」という。ステイホーム期間中に目標の東京五輪も来夏に延期が決まり、「あるかないか分からないだけの五輪にモチベーションを保っていくのは難しかったし、喪失感が大きかった」という。

 しかし、自分と向き合う時間が長くなったことで「五輪だけが自分の価値ではないし、そうであってはいけない。五輪後も自分のキャリアは続く」という考えに至った。自分と向き合ってアスリートとしての心構えもステップアップ。林は「ステップ活動を通じ、東京五輪に向けて7人制ラグビーに対する注目や自分に興味を持ってもらうきっかけになれ」と語った。

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