【高校ラグビー】富山第一が2年連続12度目の花園切符「今年のFWは体重も機動力もあります」

後半終了間際、トライを決める富山第一の武庫川(手前)

◆全国高校ラグビー富山県大会 決勝 富山第一33-0高岡第一(24日、岩瀬スポーツ公園)

 富山第一が33-0で高岡第一に圧勝し、2年連続12度目の全国大会出場を決めた。準決勝は50-0で砺波工を下し、2試合連続の完封勝利。試合終了のホイッスルが鳴り響くと、選手たちは喜びを大爆発させた。選手の腕に支えられ、高々と宙を舞った河合謙徳監督(33)は「去年は胴上げを忘れていたので、2年分をやってもらいました。今まで当たり前だったが、(コロナ禍の中で)大会を開催できたことがありがたいです」と満面の笑顔を浮かべた。

 スタメン15人中、11人が、中学時代に野球や柔道、水球、アイスホッケー、ハンドボールなど、他の部活動で活躍。前半26分と後半終了間際に2トライを決めた、元水泳部のFW武庫川祐大(2年)は「体力面で効果が出ている。スクラムを何回組んでも大丈夫」と話せば、後半2分にトライを決めた元サッカー部のFW山下夏輝(3年)は「体重が増えても走れます」と174センチ、99キロの体格で縦横無尽に疾走。土砂降りの雨が降り続く中、多彩なFW陣を軸に5トライを決めて完勝した。

 昨年の全国大会では、1回戦で石見智翠館(島根)戦に0-132と大敗。コートに立った山下は「やり切れない悔しさがあった。自分たちの力不足でした」と振り返る。全国で戦える体を作るため、1日7食と食事量を増やし、週3回の筋トレも徹底。ベンチプレスでは110キロの負荷をかけて鍛え上げた。FW陣の平均体重は、去年の78キロから86キロにアップ。山下は「今年のFWは、体重も機動力もある。いろんなシチュエーションから得点が取れる」と手応えをつかむ。

 全国大会は東大阪市花園ラグビー場で12月27日に開幕する予定。「チームの目標は、まず1勝。ファーストトライを取りたいです」と山下。一回り成長したフィフティーンが、2年連続の大舞台で雪辱を果たす。

     (中田 康博)

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