白鵬復活へ「ひとつ進むことができた」 コロナ禍で初の合同稽古が終了

関取衆の申し合い中、霧馬山(左)にアドバイスする白鵬(代表撮影)

 大相撲11月場所(同8日初日、東京・両国国技館)に向けた合同稽古が22日、両国国技館内の相撲教習所で行われ、16日からの全日程を終了した。

 8月の右膝内視鏡手術の影響で秋場所を全休した横綱・白鵬(宮城野)は21日まで連日、三番稽古をこなしたこともあり、この日は相撲を取らず。貴景勝(千賀ノ浦)、正代(時津風)の両大関は欠席だった。

 白鵬は「けがなく無事に約1週間、終わりましたね。(合同稽古には)体づくり、感覚を戻すという意識で臨みました。昨日、おととい(正代、御嶽海と)番数をやった分、膝をね、今日は安静にする形で終わりました。大きな痛みもなく、多少の違和感と不安もありましたけど、なんとか消すことができた。ひとつ進むことができたかなというのが、今回の合同稽古の成功。この1週間を無駄にしないように過ごしていきたい」と、11月場所への収穫を強調した。

 関取衆の申し合いでは、大関経験者の幕内・高安(田子ノ浦)が関脇・御嶽海らと計21番で16勝5敗と気を吐いた。

 合同稽古は、新型コロナ感染対策で3月の春場所後に出稽古禁止となって以降、他の力士と胸を合わせる貴重な機会となった。参加力士は2度のPCR検査を義務づけるなど予防策を徹底した。

 合同稽古を監督した花籠親方(元関脇・太寿山)はコロナ禍での新しい試みに、「本当はいつでも出稽古に行ける、どこの部屋にも行けるというのが一番いいことだが」と前置きしつつ、「この時期で言えばこれが一番いい形なのかな。(春場所後から)半年以上も他の部屋と稽古できなかったわけで。今回来た力士たちが『よかった』と言うのなら続ける価値はある。今回、新しい形でやって(26日の)番付発表が終わってから部屋の親方のもとで、体を調整して本場所に向かってほしい」と総括した。

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