ツインズ・前田健太の20年シーズン終了「勝って笑顔で終わりたかった」「自信を取り戻すことができた」

前田健太投手(ロイター)

◆メジャーリーグ・ワイルドカードシリーズ ツインズ1―3アストロズ(30日、ミネアポリス・ターゲットフィールド)

 王手をかけられたア・リーグ中地区1位のツインズは、30日(日本時間10月1日)、ワイルドカードシリーズ第2戦で、アストロズに1―3で敗れ、ポストシーズン(PS)の大リーグ最多連敗記録を「18」に更新し、敗退が決まった。第1戦で5回無失点の好投も実らず、シーズンが終了した前田健太投手(32)は試合後、オンライン会見に応じ、シーズンを総括した。

 あっけなかった。第1戦の前田に続き、この日は5回1失点の先発・ベリオスを援護できず、2試合で合計わずか2得点の貧打に泣いた。04年の地区シリーズ(対ヤンキース)第1戦の勝利を最後に、PS18連敗。大リーグ連敗記録を更新し、ア・リーグ中地区王者がPS敗退1番手になった。新天地で躍進した前田のメジャー5年目も夢半ばで終わった。

 「勝ち進んでいくものだと信じていた。一番最初に終わって悔しい。勝って笑顔で終わりたかったです」

 16球団が移動日なしで戦う異例の日程。開幕日に王手を掛けられ、翌日に終戦を迎えた。

 「大変な状況の中、MLB機構や選手会も皆が必死になって考えてくれたプレーオフなので、今年に関して仕方ない。試合ができるだけでも選手としてはありがたいことだと思うので」

 新天地に勝負をかけた。シーズン佳境になると、中継ぎに転向した古巣・ドジャーズから、キャンプイン直前の2月にツ軍へトレード移籍。先発として期待された新天地では、コロナ禍で前例のないシーズンを迎えたが、6勝1敗、防御率は2・70。エースの活躍をみせた。

 「1年間通して先発を任せてもらって成長を感じることができた。ポストシーズンでも、久しぶりの先発で、第1試合という大事な試合を任せてもらって、充実した1年だった。必要とされて、すごく自信を取り戻すことができた。成長しようという気持ちを変わらず持ち続けることができたのが、いい結果につながったと思う」と敗戦の寂しさの中に充実感が滲む。実績と自信を備えた前田のメジャー第2章。サクセス・ストーリーは来季に続く。

最新一覧