遠野ひかる&紡木吏佐、初体験のマスクプレイミュージカル生アフレコにテンションMAX!…劇団飛行船「くまのがっこう すてきなすてきなおくりもの」

フォトセッションで笑顔を見せる(左から)紡木吏佐、デイビッド、ジャッキー、遠野ひかる

 マスクプレイミュージカル(着ぐるみが演じる劇に、声優が声をあてる形で上演される児童向けの舞台)で、1966年の創業以来54年の歴史ある老舗、劇団飛行船が9月30日、絵本の人気シリーズ「くまのがっこう」のオリジナル脚本による舞台「くまのがっこう すてきなすてきなおくりもの」の上演を発表。メインキャラクターの声に、声優の遠野ひかる、紡木吏佐を起用することを明らかにした。

 「くまのがっこう」は、2002年に第1作が発表されて以来、18年にわたり子供たちに読み継がれている人気の絵本シリーズ。今回の舞台は完全オリジナル脚本で上演され、遠野は主人公のくまの女の子・ジャッキー、紡木はクールでカッコいいくまの男の子・デイビッドの声を担当する。

 ふだんはアニメなど、映像作品を中心に声優として活動している2人。舞台作品に声を当てるのは初めてという遠野は「子供たちが喜ぶ作品に出演するのは夢だったので、ワクワクしています」と声を弾ませた。会見は動画サイトで生配信され、ジャッキーとデイビッドも出演して生アフレコが行われたが、ジャッキーが登場した瞬間、「かわいい~!」を連発。紡木は「いつもはアニメや映像に声を当てることが多いのですが、人形(着ぐるみ)に命を吹き込めるのはすごくうれしいです。かわいいベイビー、ガール、ボーイに愛される作品にしていきたいですね!」とテンションはアゲアゲ。同じオーディションで合格して声優になった同期だけに、生アフレコでも息ぴったりの仲良しぶりを披露した。

 会見には制作スタッフも出席していたが、演出を手がける渡部寛隆氏は「実際にアフレコしているのを見たのは初めてですが、『ジャッキーとデイビッドが生きている!』と思いました。私は脚本を地声で読むということをいつもするんですが、やっぱりキャラクターに命を吹き込むわけにはいかない。今(実際のアフレコを)聴いて、楽しみで仕方ないです。どう演じてもらうか、プランを全部書き出していこうと思います」と、創作意欲を刺激された様子。企画が立ち上がったのが昨年11月で、その後の新型コロナウイルス感染症の影響により脚本や演出の変更を余儀なくされた。客席に着ぐるみが登場するような演出ができなくなったかわりに、小学生以下の入場者全員には、公演で応援に使える光るブレスレットをプレゼントするなど、子供たちが声を出さずとも絵本の世界観に入り込めるような仕掛けを随所に施している。メインテーマは「立体絵本」。劇団飛行船の大場隆志・代表取締役社長は「絵本の持つストーリー、世界観を最大限に表現し、絵本の中に入り込んだかのような作品を目指しています」と力を込めた。

 この日はくしくも1年前、ブシロードが劇団飛行船と資本業務提携を結んでグループ傘下におさめた日。ブシロード流のプロモーション戦略は着々と進んでおり、現在、TOKYO MXテレビではマスクプレイミュージカルのレギュラー番組が放送されている。「アサルトリリィBOUQUE」などのアニメに出演している遠野と紡木を起用することは、本来のターゲットである親子連れに限らず、「くまのがっこう」を読んで大人になった若い女性やアニメ・声優ファンなど、幅広い層を取り込む戦略でもある。「OLの方などには、かわいいキャラクターグッズも人気がありますし、声優のファンの方も巻き込んでいきたい」と古賀允也・劇団飛行船総合プロデューサーはアピールした。

 公演は12月24日、調布グリーンホールを皮切りに、2021年2月のたましんRISURUホール(東京・立川市)まで関東地区14か所で公演。2年ほどの期間で全国60会場での公演を予定している。

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