北村義浩医師、東京五輪の観客対策の難しさ「ワンランクどころか3レベルくらい高いハードル」

国立競技場

 TBS系情報番組「ひるおび!」(月~金曜・前10時25分)は29日、来年開催予定の東京五輪に向けての動きについて特集した。

 番組では11月にコロナ禍での初の国際大会となる体操の国際交流大会が開催される見込みであることについて紹介。

 ゲスト出演した日本医科大・北村義浩特任教授は「今、この現状でいえば、やって来られる選手の方々は、飛行場、ホテル、試合会場、この3つを行き来する以外には出られない、観光なりそういうものは一切できない。ところが、オリンピックは、観客の方、国外からもやってくることを想定して、ホテルと会場と空港だけじゃなくて、やはり浅草に遊びに行ったりということをきっとすることを予想しているわけですから、もうワンランクどころか3レベルくらい高いハードルだと思うんですよね」とコメント。

 「だからまずは今回、体操の数か国に限った大会を成功させる、あるいは成功じゃなかったとしても、なにかで感染が広がったとしても、どうして広がったのかとか検証していかせれば、いいなと思う」と話した。

 日本とは桁違いの流行が続く欧米よりも日本の方がはるかに清潔であるとした上で、「海外からはどんな方であれ、来ていただくということが、お年寄りであれ、持病を持っておられる方には少し怖いなという印象があると思う。お金がかかろうが何しようが、海外から来られる方を今は徹底的にチェックしなきゃいけない時ですね」とした。

 PCR検査についても「自国、あるいは検疫、さらには入ってきてから数回受けることになれば、非常に安心だと思いますね。スポーツ選手や関係者はいいと思いますが、本当にオリンピックの時に観光客にまでそれを徹底できるのかという、それが3つぐらいハードルが高いということの理由ですね」と説明した。

 「ですから今回(体操の大会)はうまく行けるような気がするんですけれど、もともとクリーンな状態で水際対策でできるところは限定的な人たちだけ。そこから先はワクチンがある、あるいはしっかりとしたマスクを使ったような対策、こういうものをしないとなかなかうまくいかない」と対策の重要性を指摘。

 「ただ、今年の3月4月と違う点は、我々、敵であるウイルスをかなりわかってきたので、変異をするという危険性を頭においたうえで、しっかり対策をしていくということしか、オリンピック開催に向けての対策はちょっと難しいんじゃないでしょうかね」と課題を示した。

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