ツインズ・前田健太がポストシーズン初戦先発へ「一から対策を練っていい結果を出したい」

前田健太(ロイター)

 米大リーグは29日(日本時間30日)、ポストシーズン(PS)が開幕する。ア・リーグのワイルドカードシリーズ(WCS)のアストロズ初戦に先発するツインズの前田健太投手(32)は登板前日の28日(同29日)、本拠地球場で最終調整し、オンライン会見に応じて意気込みを語った。

 新天地で6勝1敗、防御率2・70と大活躍した前田が、真価を証明する大舞台に挑む。

 「前日の過ごし方はいつも通り。明日になったら、いつもより緊張するかもしれない。興奮というか、気持ちも入ると思う」とこの日の会見は笑顔も交えた自然体だった。

 6勝目を挙げた公式戦最終登板(23日、タイガース戦)の前に首脳陣からPS初戦登板を指名された。「ローテの話の中で。普通に言われました。1、2、3戦目のどれかで投げるとは思ってたので、そこまでは…。初戦なんだ、という感じでした」と5年連続PS出場、日本人最多のPS24試合登板の経験者は、力みなく受け止める。

 過去とは一線を画したマウンドだ。ドジャーズ時代の過去3年はPSでは中継ぎ起用され、先発は新人だった2016年以来。2017年にはワールドシリーズでアストロズに敗れ、世界一を逃したが、リベンジの意識を問われ、「僕だけでなく、相手も変わっているので、一から対策を練っていい結果を出したい。もうドジャーズではないし、過去は過去だし。ツインズとしてしっかり勝てるように。あんまりそういう気持ちとか、へんなものを持ち込まない方がいいと思う」と冷静だ。

 チームもしかり。ツ軍は大リーグ記録のPS16連敗中。04年の地区シリーズ初戦(対ヤンキース)以来勝ち星がなく、NHLのシカゴ・ブラックホークスの並ぶ北米スポーツPS連敗タイ記録だが、過剰意識は無用だろう。

 「彼こそが、ガイ(男)だ。シーズンを通しての結果が全てを物語っている。自信を持って先発を託すことができる」とバルデリ監督。前田の右腕が秋の扉をこじ開ける。

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