南座「吉例顔見世興行」 観客数、公演時間を抑え3部構成で上演

「吉例顔見世興行」に出演する片岡仁左衛門(C)松竹

 京都の師走を彩る京都・南座の恒例行事「當る丑歳 吉例顔見世興行 東西合同大歌舞伎」(12月5~19日)の製作発表会見が29日、京都市内で行われた。

 今年は新型コロナウイルス対策のため、3部構成の入れ替え制で上演。販売客席数も収容可能人数50%以下の466席とし、1部の公演を約2時間程度におさめる。松竹の安孫子正副社長は「顔見世は戦時中も興行されていた歴史ある興行。劇場の収容人数制限が撤廃されますが、12月はどうなるか分からないということで、50%以下で行います」と話した。公演期間は休演日(12月11日)を挟む15日間と例年に比べて短期間。安孫子副社長は「短い期間で収支を出すことは難しいが、そういう状況でも歌舞伎続けることで改善されていくと思う。期間中は大勢のお客様に詰めかけていただきたい」と話した。

 今年は第1部「傾城反魂香(けいせいはんごんこう) 土佐将監閑居の場」で、中村鴈治郎(61)、中村扇雀(59)。第2部「一谷嫩軍記(いちのたにふたばぐんき) 熊谷陣屋」で、片岡仁左衛門(76)、片岡秀太郎(79)。また、第3部の「廓文章(くるわぶんしょう) 吉田屋」で、松本幸四郎(47)、中村壱太郎(30)がそれぞれ共演するのも見所だ。

 安孫子副社長は「お客様にもマスク、消毒のお願いをすることになりますが、ぜひお越しいただきたい」と話した。恒例のまねき書きは11月6日に行い、まねきあげは11月下旬に行う予定だという。

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