正代がこだわる本名 ルーツは埼玉県東松山にあった…応援会発足へ

2017年5月、応援団事務局長の松坂喜浩さん(左)と正代(松坂さん提供)

 大相撲秋場所で初優勝し、大関昇進を確実にした関脇・正代(28)=時津風=が28日、都内で一夜明けリモート会見に臨んだ。昇進は30日の11月場所(同8日初日、東京・両国国技館)番付編成会議と理事会で正式決定するが、本名しこ名は「変えるつもりはない」と大関・正代でいくと明言。今後の活躍次第では、輪島以来2人目となる昇進時の本名横綱へ夢も広がる。

 正代がこだわる本名のルーツはどこにあるのか。埼玉県東松山市正代―。この日、熊本から遠く離れた意外な場所でも喜びの声が広がった。

 東武東上線・高坂駅から約1・5キロ東に位置する正代地区はかつて「小代」と記され、正代の祖先とされる小代氏の館があった。一族は鎌倉幕府の有力御家人で、蒙古襲来に備えて肥後国野原荘(現在の熊本・荒尾市)の地頭に任じられ、熊本に土着したとされる。

 「正代関の地元熊本にあるような応援会をこの正代地区にも作りたい」。初Vの興奮冷めやらぬ様子で応援会発足を明かしたのが、正代地区を拠点とする正代関応援団事務局長で埼玉県議の松坂喜浩氏(60)。2016年に正代応援団を結成。17年5月には正代自ら同地区を訪れ、小代一族が建立した青蓮寺や御霊神社などを巡り、交流会では地域住民約400人との記念撮影や熊本地震の募金を行った。松坂氏は「『相撲界の次の時代は俺たちが頑張るんだ』と言っていて。心強くて感心しましたね」と明かす。

 松坂氏や約20人の地域住民と初Vを見届けた小高久男区長(68)は「優勝が決まり涙する人もいました。横綱になる力士。松坂さんが応援会を発足するなら、ぜひ正代地区だけでなく大々的に応援していきたいですね」とエールを送った。(奥津 友希乃)

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