【高橋尚成が占う】PS男・田中将大のヤンキース本気 コールにチャプマンら盤石の布陣

田中将大

 米大リーグは、新型コロナウイルス感染拡大の影響で60試合の短期シーズンでペナントレースが終了。29日(日本時間30日)からポストシーズン(PS)に突入する。参加チーム数が昨年までの10から16に増えた今年のPSの激しい戦いを、元巨人投手でエンゼルス、メッツなどでもプレーした高橋尚成氏が展望を語った。

 わずか60試合の戦いを終えたばかりで突入するだけに、勢いのあるチームがそのまま勝ち上がる可能性が高くなるでしょう。

 ア・リーグではこの10年間ワールドシリーズから遠ざかっているヤンキースの本気度を買いたいですね。その表れが昨季アストロズで20勝を挙げたコールの獲得。8月にやや調子を落としたものの9月に復調して圧倒的な投球が戻ってきました。PSに強い田中将大投手との先発2人、そしてブルペンにもチャプマンら盤石の布陣で大一番の強みになるでしょう。

 予想外に第1シードとなったレイズ。キャッシュ監督のオープナーやブルペンデーなどの作戦は、ペナントレースでは通用もPSでは厳しい。一人も規定投球回に達しなかった先発陣、スネル、グラスノーの奮起がカギとなるでしょう。

 ナ・リーグではドジャースが16球団中唯一勝率7割をマーク、8年連続進出ですが「勝って当たり前」と言われながら世界一になっていない。そのジンクスをはね返せるかどうか。その点、PS進出が2003年以来のマーリンズ、2006年以来のパドレスに注目したい。特にパドレスはタティスが成長し、マチャドも健在。不安だった投手陣も8月末の補強で埋まっており、台風の目になるのではないでしょうか。

 日本人選手が多く登場しますが、先発3投手(前田、田中、ダルビッシュ)は経験もあるので心配していません。その点、渡米1年目のペナントレースで苦労したレッズの秋山とレイズの筒香がどんなバッティングをするのか。特にメジャーでは中距離ヒッターと位置づけられている筒香。メジャー1年目の松井秀喜さんが優勝決定シリーズで本塁生還した際にジャンプしたような、いつも冷静な彼が無意識にパフォーマンスするような活躍を見たいですね。

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