【巨人】吉川尚輝“21世紀最強二塁手”に挑む…球団セカンドで打率3割なら篠塚以来32年ぶり

9月に入り好調を維持、シーズン終盤へ向け突っ走る吉川尚

 巨人の吉川尚輝内野手(25)が、“21世紀最強二塁手”の称号に挑む。

 1日のDeNA戦(東京D)でプロ初のサヨナラ打を放って勢いに乗ると、ここまで月間打率3割6分5厘。「三振は減ってきているので、しっかりボールに入ることができていると思います。自分のタイミングをしっかり取れるようになってきたので、思い切って打ちにいけています」。シーズン打率は2割8分5厘。残り37試合、このまま出場を続ければ規定打席到達は確実で、打率3割となれば88年篠塚利夫の3割1分6厘以来、今世紀の巨人の日本人二塁手では初となる。

 昨季は開幕からロケットスタートを決め、11試合で打率3割9分と打線をけん引した。チームの長年の課題だった正二塁手不在を解決したかにみえたが、腰痛を発症して4月14日に登録抹消。その後は1軍に復帰することなくシーズン終了となった。今年も開幕スタメンは勝ち取ったものの、3戦目で先発を外れるなど、シーズン序盤はベンチスタートが多く、原監督から「いまは悪川君。“よしかわ君”にならなきゃ」とカツを入れられたこともあった。

 だが、指揮官とのマンツーマンレッスンで体の開きを抑えることや、逆方向へ強い打球を飛ばす練習を反復。徐々に打撃が復活し、9月の大爆発につながった。守備でも華麗なグラブさばきを連発し、攻守で欠かせない存在となったが、「守備でもっと確実性を高めなければいけないと思っています。ゲッツーなど、アウトに取れるものを確実に取れるような練習に取り組んでいます」と、さらなる精度アップを目指している。

 チームは今月18勝5敗1分けと大きく勝ち越していて、連覇の瞬間は近づいている。次戦の広島戦に備えた吉川尚は「(優勝へ近づく経験は)初めての経験なので、まだどういうものか実感はありませんが一試合一試合、かみしめて試合に臨んでいます。ファンの方がたくさん見に来てくれるようになって、大きな拍手でモチベーションが上がり、活力になっています」と充実した表情。誰もが認める潜在能力を、今年こそ余すことなく出し切る。

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