横審、秋場所休場の白鵬と鶴竜に「自覚を持ってほしい」と厳しい意見 11月場所次第で「激励」など決議も

8か月ぶりに開催された横綱審議委員会の定例会合

 日本相撲協会の諮問機関、横綱審議委員会(横審)の定例会合が28日、東京・両国国技館で約8か月ぶりに行われ、秋場所を休場した白鵬(宮城野)、鶴竜(陸奥)の両横綱に対して厳しい意見が飛んだ。

 会合後の会見で、矢野弘典委員長(産業雇用安定センター会長)は「処分をするかどうかの意見も出たが、今場所はそこまで踏み込まない。横綱の自覚を待つ。それを注視する」と横審の内規にある「激励」「注意」「引退勧告」の決議はしなかった。

 ただ、過去6場所で白鵬の皆勤は2度、鶴竜はわずか1度と周囲を納得させていない。ともに35歳でけがを抱えていることを考慮しながらも、同委員長は「この1年、似たような休場が多い。第一人者としての自覚を持ってほしい。横綱は(休場で番付が下がらない)特別な地位。権利だけでなく義務もある。来場所の様子を見て方向を決めていく」と、11月場所(同8日初日、東京・両国国技館)次第では両横綱に対して、何らかの決議をすることを否定しなかった。

 また、秋場所で初優勝し、大関昇進を確実にした28歳の関脇・正代(時津風)には、「前から大器。ようやく花が咲いた。(今年の優勝争いで)もう一息というのが2回あった。それを乗り越えてよくやった。称賛の声があった」と評価。世代交代の時期とも強調し、「どんどん伸びていってほしい」と貴景勝(千賀ノ浦)、朝乃山(高砂)の3大関で競い合って番付最高位を目指してほしいと付け加えた。

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