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【スプリンターズS グランアレグリアゆけ(1)】スプリントG1はディープインパクト産駒未勝利も藤沢和調教師「この馬は切れ味とスピードがある」

スプリントでも頂点を目指すグランアレグリア

◆第54回スプリンターズS・G1(10月4日・芝1200メートル、中山競馬場)

 スプリンターズS(10月4日、中山)で、グランアレグリアが桜花賞、安田記念に続くG1・3勝目を狙う。今回は父ディープインパクトの産駒が一度も勝ったことがないスプリントG1。マイルでの圧倒的な強さをここでも見せるか。4回連載の第1回は厩舎編として、その疑問を藤沢和雄調教師(69)=美浦=にぶつけた。

 アーモンドアイに2馬身半差をつける衝撃的な強さを見せた安田記念から4か月。グランアレグリアが、スプリンターズSで秋初戦を迎える。昨年も挑戦予定だったが、直前の左前挫石で回避。「今回は順調に使えそうだし、今は充実してきている感じだから」。藤沢和調教師の穏やかな表情が、無事にひと夏を越したことを示していた。

 ディープインパクト産駒はまだ、スプリントG1を制したことがない。マイルG1・2勝馬はスプリント戦でも強いのか? この疑問の答えは、藤沢和師が挙げる2つのストロングポイントにある。「この馬は切れ味とスピードがある。高松宮記念(2着)はもう少しだったけど、ゴール前の伸びはよかったよね。安田記念なんかも坂を上ってくる時の脚がいい。中山は楽しみだよ」。最後の急坂を苦もなく駆け上がる脚力=切れ味の持ち主。昨年のタワーオブロンドン、97年のタイキシャトルで同レースを2勝している師だからこそ、6ハロン投入に迷いはない。

 もう一点のスピードも圧倒的だ。初陣で新馬戦コースレコードを1秒以上更新。桜花賞ではアーモンドアイのレコードをわずか1年で塗り替え、3走前の阪神Cも5馬身差圧勝でレースレコードと実に3度も記録を作った。「短いところでも問題ないよ」と藤沢和師が断言する裏付けは確かにある。

 競走能力だけではない。「自分の世界を持っていますね」と証言するのは、同馬を担当する渡部貴文助手だ。「普通、女の子だとスリスリと顔をこすりつけてきたりするんですが、この馬は(人に)こびないですからね。流れているラジオをずっと聞いているのもこの馬だけです」。レース史上最多のG1馬10頭が出走した安田記念でも、動じることなく力を発揮できたのは、強じんなメンタルがあったからだった。(特別取材班)

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