マンチェスター・C、ホームでレスターに大敗…グアディオラ監督、初の5失点の屈辱

レスターに大敗したマンチェスター・Cイレブン(ロイタ-)

 「バーディーがホールディング・ミッドフィルダー(守備的MF)の位置にいた」。試合後敗因を聞かれたグアディオラ監督は、レスターの守備に徹した戦略を真っ先に言及した。

 試合開始後わずか4分で元レスターのマフレスがコーナーキックからのこぼれ球を豪快にたたき込み先制。しかもこの後もマンチェスター・Cが完全にボールを支配する展開が続いた。

 しかしグアディオラ監督が指摘した通り、エースのバーディーも守りに加わり、フィールド・プレイヤー10人でガッチリと守りを固めたレスターがマンチェスター・Cの連携のスペースを消して、試合が徐々に膠着。しかもボールを持ったレスターがスピーディーなカウンターを仕掛け、チャンスを作り始める。

 そして前半37分、縦パスに鋭く反応したバーディーがPA内でマンチェスター・CDFウォーカーに倒され、PK。これをエースが見事に決めて1―1の同点にして試合を振り出しに戻した。

 後半もレスターの“守ってカウンター”という姿勢は徹底されて、業を煮やしたグアディオラ監督がすかさず動く。後半6分、中盤で相手の攻撃を跳ね返していた守備的MFフェルナンジーニョに代えて、17歳FWのデラップを投入。アグエロ、ジェズスを故障で欠き、ゼロトップで挑んだ試合に喝を入れた。

 ところが結果的にはこの采配が後半のレスターのゴール・ショーを呼び込む要因になった。デラップ投入のわずか3分後の後半9分、MFティーレマンスの縦パスに右SBのカスターニェが飛びつき、無人のマンチェスター・C右サイドに深く突破。そこから高速クロスを放つと、ニアに飛び込んだバーディーが足を開いてボールを股の間に呼び込むと、右足で芸術的なヒールシュートを流し込み、勝ち越しとなる2点目を奪った。

 この2点目で意気消沈したマンチェスター・Cは、後半13分にもガルシアがバーディーを倒してPK。バーディーがこの日2本目となるPKも見事に決めてハットトリックを達成。しかもこれがマンチェスター・C戦2度目となる快挙だった。

 この後も流れは完全にレスター。後半32分には同24分に負傷したプラートに代わって出場したマディソンが技ありのミドルを左サイドから対角線上に決めてレスターが4点目を奪う。

 マンチェスター・Cは後半39分に降格したボーンマスから今季加入したDFアケが移籍後初ゴールをコーナーキックにヘディングを合わせてゲット。2点目を返したが、試合終了間際の後半43分にはレスターがこの試合3度目のPKを奪取。バーディーがこの3分前に交代しており、ティーレマンスが蹴ったが、難なく決めて、グアディオラ監督に監督就任以来初となる5失点の屈辱を与えた。

 これでレスターは開幕3連勝を決め、暫定ながら優勝した2015―16年シーズン以来となるリーグ首位に立った。

 一方のマンチェスター・Cは開幕2戦目にして早くも黒星を記録。順位を13位に下げたことも目立つが、問題は1昨年に退団したCBコンパニーの代役が育っていないこと。守備の要で精神的支柱だった主将が抜けた穴は大きく、昨季から目立つ守備の倒壊が止まらないのが気がかりだ。

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