【埼玉】山村学園が6回コールド勝ちで8強へ 4番・秋本が公式戦初本塁打

3回1死、左越えソロを放った山村学園・秋本

◆高校野球秋季埼玉県大会 ▽3回戦 山村学園11―1狭山清陵=6回コールド=(26日・市営大宮)

 昨夏県準優勝の山村学園が狭山清陵を6回コールドで下して、秋は2018年以来の準々決勝進出を決めた。

 狭山清陵のエース・吉田信太郎(2年)はキレのいい直球、スライダーを武器にする右サイドスローの好投手。左打者を5人並べた打線が一気に襲いかかった。「左打者は好きに打っていい。右打者はベース寄りに立つように」という岡野泰崇監督の指示に打者がしっかりと応えた。初回に2点を先制すると2回、先頭の小泉裕貴(2年)の左翼への二塁打を手始めに打者13人で6安打を集めて7点を奪った。3回には4番の秋本光誠(2年)が1―1からの甘いスライダーをとらえ、左越えへアーチをかけた。「いったと思いました。ファウルした2球目がカーブだったので、次は外への直球かスライダーだと思っていました」。公式戦初本塁打となる高校通算6号を笑顔で振り返った。

 男女共学になった2008年に創部されると、めきめきと力をつけてきた。昨年は春の関東大会4強で、夏の県大会は準優勝するなど近年はコンスタントに県大会上位へ進出。新チームは「今までで一番力のある代」と岡野監督が自信を持つ。「今年の打線は打ち始めたらつながるのが強み」と佐藤裕一郎主将(2年)が胸を張る強力打線は地区予選1回戦からの4試合中3試合にコールド勝ち。「何人も作りたい」と岡野監督がプランを口にする投手陣は層が厚い。この日は1年春から投げている最速141キロのエース右腕・小泉から4投手が1失点でリレー。最後は140キロ近い速球を誇る大型右腕の井上颯大(2年)が三振で試合を締めた。「井上は1番をつけてもおかしくない力があります」と岡野監督。投打ともに充実している。

 同じゾーンに入る第1シードの浦和学院が川越東に惜敗。昌平、準々決勝の相手となる春日部共栄と関東大会へのキップをめぐる争いは激しさを増しそうだ。「関東大会に行ってみたいです」と岡野監督。混戦を抜け出して、来春センバツへの足がかりをつかみたい。(『報知高校野球』取材班)

最新一覧