浦川大将が3回TKO勝ち「とにかく勝ちたい」

準決勝に進んだ浦川大将

◆プロボクシング 東日本新人王ライト級(61・2キロ以下)予選4回戦 〇浦川大将 (TKO) 相沢祐貴●(24日、東京・後楽園ホール)

 東日本新人王予選が行われ、ライト級準々決勝で浦川大将(ひろまさ、23)=帝拳=が相沢祐貴(31)=RK蒲田=に3回18秒、TKO勝ち。11月3日の準決勝進出を決めた。準決勝では田中利樹(25)=横浜光=と対戦する。

 2回終了間際に浦川の強烈なショートレンジの右カウンターが相沢をとらえた。ここは何とか立ち上がったものの、3回、浦川がラッシュをかけると、相沢陣営はたまらずタオルを投入した。プロボクシング興行がコロナ禍で中止となり、7月から再開されたが、帝拳勢の“初陣”を勝利で飾った。

 「(ダウンは)がっちり当たった感じはあった。ジャブを少しもらいすぎた。でも、攻撃して勝ったのでよかった」。苦笑いを交えながらの勝者インタビュー。脳裏には昨年の苦い思いが残っている。2018年3月のデビューから3連勝。だが、プロ4戦目となる昨年の東日本新人王予選で、後に全日本新人王となった斎藤眞之助(石川立川)に判定負けした。「その試合ではディフェンスばかり気にしていた」という。

 試合後、浜田剛史代表からは「打って勝てよ」と言われたという。「きれいな顔で帰ろうとしている」という指摘ももらった。「その時から試合に対する思いが変わりました。ボクシングは競技というより格闘技ですから。ああしよう、こうしようじゃなく、勝つことだけ。とにかく勝ちたいんです」。どんなに打たれてもいい、勝たなければ意味がないという思いが強くなった。練習ごとに浜田代表がアドバイスをしてくれた。IBF世界スーパーフェザー級3位の尾川堅一(32)も言葉をかけてくれ、「憧れのボクサー。練習を見ているだけで(気分が)上がる」と、その背中を見て自身を鼓舞した。

 相手のジャブで少し腫れた箇所に手を当てて「今回はこんな感じで顔が腫れた。血が付いていたので相手の?と思ったら、自分の鼻血。珍しい。ホントは少し恥ずかしい」と笑いながらも「これが勝ちに行くボクシング」と胸を張った浦川。「新人王を取るというより、まずは目先の試合。これからまた練習をして、次につなげたい」と言葉に力を込めた。

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