【ヤクルト】小川泰弘、ノーノー意識は「5回くらいに」ソーシャルディスタンス保った歓喜の輪で喜ぶ

ノーヒットノーランを達成した小川泰弘(カメラ・矢口 亨)

◆JERAセ・リーグ DeNA0―9ヤクルト(15日・横浜)

 ヤクルトの小川泰弘投手(30)が15日のDeNA10回戦(横浜)で、ノーヒットノーランを達成した。プロ野球82人目(93度目)で、セ・リーグでは昨年9月14日に達成した中日・大野雄大投手以来。球団では、06年5月25日の楽天戦(神宮)でのガトームソン以来で8人目(国鉄・金田正一は2度達成)。

 ライアンが27個目のアウトを乙坂から空振り三振で奪うと、捕手の西田が駆け寄り抱き合った。ナインも集まってきて、すぐにペットボトルの水がかけられた。ソーシャルディスタンスを意識しながらの歓喜の輪ができた。試合開始から3時間を経て、初めて小川の表情が緩んだ。

 8日の同カードでは5回4失点で2敗目。中6日で迎えたこの日は立ち上がりから危なげない投球が続いた。3、4回には3点ずつの援護をもらい、大胆さも加わり、さらにギアを挙げた。5回2死からは3者連続三振。8回無死一、二塁のピンチもしのいだ。「前回、悔しい投球をしていたので何とかやり返したい。西田が強気のリードをしてくれたので、強気でストレートを投げ込めた」と135球を振り返った。

ノーヒットノーランを達成した小川泰弘

 チームは5連敗中だった。「苦しい毎日でしたけど、気持ちで前に出ると忘れずにマウンドに立てたのでいい結果につながったと思う」とチームに貢献できた喜びを語った。

 プロ野球の歴史で82人目の偉業。「(意識したのは)5回くらいに…。まぁ、そんな簡単にいかないと分かっていたので、集中力だけは保って、バッターに向かっていく姿勢だけを持っていました」と振り返った。

 この日、横浜スタジアムに駆け付けたのは両軍合わせて4910人のファンだった。「暑かったですけれど、ファンの皆さんのためにもいいピッチングができて良かったと思います」最後は敵・味方関係なく、スタンドから拍手が沸き起こっていた。

 ◆ヤクルトのノーヒットノーラン達成者

 金田正一(国鉄)1951年9月5日=阪神(大阪)

 大脇照夫(国鉄)1956年5月3日第2試合=中日(中日)

 宮地惟友(国鉄)1956年9月19日第2試合=広島(金沢)

 金田正一(国鉄)1957年8月21日第2試合=中日(中日)

 森滝義巳(国鉄)1961年6月20日=中日(後楽園)

 ブロス(ヤクルト)1995年9月9日=巨人(東京ドーム)

 石井一久(ヤクルト)1997年9月2日=横浜(横浜)

 ガトームソン(ヤクルト)2006年5月25日=楽天(神宮)

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