【巨人】戸郷翔征、菅野智之に次ぐリーグ2位タイ5勝目…昨オフ、山口俊から体作りサポート受け体調管理

中日打線に力投、6回途中を無失点に抑え5勝目を挙げた戸郷(カメラ・橋口 真)

◆JERAセ・リーグ 巨人6―1中日(14日・東京ドーム)

 巨人が中日に快勝し、3連勝で貯金を今季最多タイの12に伸ばした。ウィーラーが3回に5号2ランなど3打点の活躍。先発・戸郷は6回途中無失点で5勝目を挙げた。

 「自分のできるピッチングを―」。勝ち投手の権利がかかった5回。2死一、二塁で代打・アルモンテを迎え、戸郷は自分に言い聞かせるようにマウンドでつぶやいた。一発出れば同点の場面。フルカウントからフォークで空振り三振に斬った。「今日はなんとしても勝つという気持ちでやっていた」。7月22日に投げ合った松葉との再戦を制し、プロ初黒星を喫した相手にリベンジを果たした。

 初回から飛ばし、4回までは1安打に抑える圧巻の投球だった。それでも5、6回と得点圏に走者を背負い、6回2死一、三塁で降板。「前回も回の途中で終わり、今日こそはもっと長い回をと思って入った試合。次しっかりやろうという気持ちが強い」と菅野に次ぐリーグ2位タイの5勝目を挙げたが、投げ切れなかった悔しさが口をついて出た。

 昨オフの山口俊(現ブルージェイズ)との自主トレで、小食ながら一食で500グラムのステーキを平らげるなど体づくりのサポートも受けた。山口は「自然の肉や魚で栄養をとることが一番パワーがつくと思っている。14年間プロを見てきて、食べる人は長く選手生活ができている」と話す。戸郷も「(昨年より)肉を意識して取るようにして、米の量も増やしている」と教えを実行し、体調管理に努めている。

 食を通して山口が一番伝えたかったことは、けがなくローテを守り抜くこと。「1年間ローテを守ることはすごく難しい。(けがなく)投げていけばチームに対しての勝敗というところでも絶対プラスに働ける」と自分が抜けた穴を戸郷に託し、期待を寄せていた。今年は首脳陣も戸郷の体の状態を見ながら起用。原監督も「少し今回は間をあけた(中8日)。非常に良い調整をしてくれたと思っています」と頬を緩めた。

 開幕して2か月がたち、夏場に差し掛かったが「思ったよりは疲れてないかな。いい状態でできていると思います」と背番号13。高卒2年目の20歳に、風格が漂い始めた。(河原崎 功治)

試合詳細

最新一覧