【静岡】報徳学園で02年センバツ優勝の名将、日大三島・永田裕治監督が公式戦初勝利

108球で3安打完封した日大三島・松永

 ◆高校野球秋季大会 ▽静岡1回戦 日大三島6-0富士(14日・愛鷹)

 静岡・東部では1回戦残り8試合が行われ、今春就任した日大三島の永田裕治監督(56)が富士を6―0で下して公式戦初勝利を挙げた。エース・松永陽登(1年)が散発3安打、9三振を奪って完封。打線も6犠打を生かして効果的に得点を重ねた。

夏は初戦敗退 兵庫・報徳学園で02年センバツを制し、U―18日本代表の指揮も執った名将が静岡での第一歩を踏み出した。就任5か月目で公式戦1勝目を挙げた日大三島・永田監督は「新チームが始まって練習試合でもほとんど勝てず不安だったが、選手がよう頑張ってくれました」とねぎらった。

選手に指示を飛ばす日大三島・永田監督

 立役者は1年生エースの松永だ。得意のカットボールをコーナーに投げ分け、与四球1で許した安打はわずか3本。永田監督からは「タメを作れ」とフォームに助言をもらい、「腕が振れて球威も上がりました」と自信が付いた。6回2死からは3連続三振を奪うなど9K。指揮官も「今日は良かったですね」と目を細めた。

 攻撃にも“永田イズム”がにじみ出た。4回無死一塁で、4番の松永も送りバントをするなど6犠打に成功。うち4つが得点に絡んだ。斎藤琉仁主将(2年)は「4番でもバントはあると言われている。ゴロ打ちやバントは徹底してきました」と明かす。

 今夏代替大会は初戦(2回戦)の静岡戦で0―2の敗退。永田監督は「一から作り上げた」と、夏休みに入ると1日9~10時間の猛練習を開始した。ノックを含めた守備だけで3~4時間を費やし、「体力が付きました」と松永。斎藤も「最初は全然声も出ていなくて、『まず自分が変われ』と言われました。少しずつだけど自信を持ててきたと思う」とうなずく。

 16日の2回戦・富士東戦を制すと3年ぶりの県大会出場となる。指揮官は「もっと勉強して、もまれないと」とナインにさらなる奮起を促した。(武藤 瑞基)

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