【札幌】首位・川崎撃破でJ1ホーム50勝つかむ 進藤亮佑「しっかり勝ち点3を取りたい」

チェックを受けながらパスを出す札幌DF進藤

 北海道コンサドーレ札幌が、難敵から23戦目での初白星を挙げ、J1でのホーム通算50勝を達成する。札幌は15日、リーグ戦で過去5分け17敗と未勝利の首位・川崎と札幌ドームで対戦する。相手はJ1記録タイの9連勝を狙うが、札幌も初めてJで戦った1998年から本拠地で49勝と、節目到達がかかっている。ベルギー1部・ベールスホットへの完全移籍が決定的な、チーム得点王のFW鈴木武蔵(26)は欠場するが、一丸となって記念の勝利をつかみ取る。

 札幌が、最高の形でJ1でのホーム通算50勝目を挙げる。過去5分け17敗と勝ちがなく、昨年のルヴァン杯決勝では3―3からのPK戦で敗れた川崎との戦い。J1記録まであと1に迫る8連勝中と絶好調の相手だが、臆するところはない。PK戦で最後のキッカーとなったDF進藤亮佑(24)は「いい守備から厚みある攻撃をすることができれば勝利に近付く。しっかりホームで勝ち点3を取りたい」と川崎戦初勝利での節目到達を狙いに定めた。

 ベルギー1部・ベールスホットへの完全移籍が決定的な武蔵は、メディカルチェックのため14日夜に日本をたった。エースが欠場する戦いに、ミハイロ・ペトロヴィッチ監督(62)は「昨年、リーグ戦とカップ戦を合わせて20得点した選手が離れるのだから。バルセロナでもマンチェスターユナイテッドでも、20点取る選手が抜けるのは大きな痛手。札幌ならなおさらなこと」と漏らした。しかし事実と真正面から向き合う姿勢に変わりはない。「いなくなる選手のことを嘆いても、いいことはない。いるメンバーでこれまでやってきたことを積み上げていき、高めながら戦っていくしかない」と強い口調で言った。

 負の歴史に終止符を打つべく、やるべきことはぶれずに徹底する。ペトロヴィッチ監督は「大事なのは走り、戦い、規律を守る。その上で予測を持って戦うこと」と自身の3原則に加え、集中力を研ぎ澄まし、先を読んでプレーすることの必要性を説いた。8月に入り公式戦3試合で1分け2敗と苦しむチームが、J1で唯一リーグ戦で白星がない川崎を下し、再浮上へのきっかけとする。(砂田 秀人)

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