【巨人】高田萌生、和田恋、池田駿…GIANTSを出た男たちは今

トレードから約1か月、高田は「楽天で活躍することがジャイアンツへの恩返し」と話した

 2016年のドラフト5位で巨人入りした高田萌生投手(22)が7月14日、高梨雄平投手(28)との交換トレードで楽天へ移籍した。ファームでアピールを続けている高田は、スポーツ報知の取材に応じて、「楽天で活躍することがジャイアンツへの恩返しになる」と決意を語った。トレードで巨人から他球団へ移籍した選手たちの現状を伝える。

 巨人からトレードで楽天入りした高田は、約3年半過ごした古巣への恩返しも果たすべく、新天地で充実の日々を送っている。入団から約1か月。「すごくやりやすく、比較的早くなじめて、野球に集中できている」とうなずき、「まずは1軍で勝たないと始まらない。一番近い目標かなと思います」とプロ初勝利への決意を示した。

 入団会見の5日後となった7月20日にイースタン戦で移籍後初登板初先発し、ここまで先発として3試合登板した。前回1日のイースタン・ヤクルト戦では6回7安打3失点。「しっくり来る形が何となく出てきたかなというのはある」。巨人時代にも試したことがあった、無走者時もセットポジションから投じるフォームも取り入れながら、一定の手応えを示している。

 石井貴2軍投手コーチからは「背伸びせずに、今できる最善の投球で1軍を目指そう」と言葉を受けた。「強い真っすぐをゾーン内に投げ込むことや、変化球は低めに。出せるものを出して1軍を目指そうとやってます」。2軍では、練習のタイミングが一緒になった岸のブルペンを見て学ぶなど、新鮮で発見が多い日々だ。

 「新しい環境でできる楽しみはあった」と前向きに足を踏みいれた新天地。巨人での日々を「思うようにいかなかったのが一番強い」と振り返る。18年にはイースタンで最多勝、最優秀防御率、最高勝率を獲得したが、1軍では好機をつかみきれなかった。悔しさを糧に、クリムゾンレッドのユニホームで台頭する決意だ。

 移籍決定後は巨人の首脳陣や選手から連絡を受け、助言を受けてきた上原浩治氏からも「チャンスだと思うから」とメッセージが届いた。「3年半、スタッフやコーチ、監督、選手にすごくお世話になった。楽天で活躍することがジャイアンツ全体への恩返しになると思います」。虎視たんたんと1軍の座を狙い、結果と内容を刻む。(田中 哲)

 ◆高田 萌生(たかた・ほうせい)1998年7月4日、岡山・新見市生まれ。22歳。創志学園高から2016年ドラフト5位で巨人入団。2年目の18年に2軍で11勝2敗、防御率2.69をマークし、最多勝、最優秀防御率、最高勝率のタイトルを獲得。今年7月に高梨とのトレードで楽天に加入、2軍で3試合に登板し0勝0敗、防御率5.54。178センチ、83キロ。右投右打。

和田恋

 ◆楽天・和田恋 昨年7月に巨人からトレードで加入。1軍昇格を目指して2軍で鍛錬を積んでいる。今春キャンプは1軍スタートだったが、開幕は2軍。イースタンでは8日までの時点で23試合に出場し、打率2割1分、2本塁打、7打点。「6番・左翼」で出場した5日の巨人2軍戦では1―2の6回に鍬原から同点の2号ソロを打った。春季キャンプ時には「打ち続けないと、1軍の舞台で試合に出るのは難しい」と話していた24歳。持ち味のパンチ力を生かし、バットでアピールを続ける。

池田駿

 ◆楽天・池田駿 6月に巨人からトレードで移籍。7月16日に移籍後初昇格。同17日・西武戦(楽天生命)で初登板したが、2回4失点と“ホロ苦デビュー”で翌18日に出場選手登録抹消。その後、イースタンで救援として8試合に登板し計8回を1失点。今月4日には巨人2軍戦で1回無失点と好投し、6日に再昇格した。入団会見では「今年は直球もスピードが出るようになった。任された役割を全うしていきたい」と意気込んでいた左腕が、チームに貢献するべく歩みを進める。

 ◆日本ハム組は主力で活躍

 日本ハムでは、巨人から加入した選手の多くが主力として活躍中だ。16年オフには大田と公文がトレードで加入。大田は17年からレギュラーに定着。今季は2番、5番などを任されている。公文は貴重な左の中継ぎとして活躍。現在は左内転筋肉離れで離脱しているが、7月11日のオリックス戦(京セラD)で初黒星を喫するまで、初登板から182試合黒星なしのプロ野球記録を達成した。

 19年6月には宇佐見と吉川が加入。宇佐見は移籍直後から1軍に定着し、今季も捕手では最多の30試合に出場。16年にトレードで巨人に移籍していた吉川は古巣復帰となり、現在は昇格を目指して2軍で調整を続けている。

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