【ソフトバンク】「松坂世代」和田毅、7回途中0封で4勝目…「冷めているよりは熱い方がいい」

◆パ・リーグ ソフトバンク6―0オリックス(12日・福岡ペイペイドーム)

 ベンチに引き上げる和田を拍手のシャワーが包んだ。7回2死一、二塁。初めて得点圏に走者を進められ、マウンドを譲ったが、ベテラン左腕の好投がチームを3連勝に導いた。「昨年は4勝しかできなかったので、これで終わらないように一つ一つ積み重ねたい」。チームトップタイの4勝目に白い歯がこぼれた。

 一度も先頭打者の出塁を許さず3安打無四球。前回の反省を生かした。今季初黒星を喫した5日の楽天戦(楽天生命)。5イニングのうち3度、先頭打者の出塁を許し苦しんだ。5回に3失点すると、ベンチで珍しくグラブをたたきつけ感情を出した。「自分自身に腹が立った。冷めているよりは熱い方がいい。(グラブを)投げちゃダメですけどね」と苦笑した。

 8月になると原点回帰する。浜田高3年の1998年夏。2回戦で帝京高に3―2と競り勝った。「相手が強くても一生懸命やって勝てた」「野球は3アウトまで何が起こるか分からない」と甲子園で学んだ。目の当たりにした「松坂世代」たちに負けじと努力を積み重ねたからこそ今がある。

 「打たせて取る投球がさえてリズムを持ってきてくれた」と工藤監督も目を細めた投球で貯金は今季最多タイの7。首位をキープしたタカには、頼もしいベテランがいる。(戸田 和彦)

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