【巨人】菅野智之7連勝!大城と話し合いフォーク増、史上最速100勝も視野

5回無死、エスコバーの遊ゴロに反応する菅野(捕手・大城=カメラ・竜田 卓)

◆JERAセ・リーグ 巨人8―1ヤクルト(12日・東京ドーム)

 菅野は神経を研ぎ澄ました。4点リードの6回1死、村上への初球に、この日最速の153キロの直球で空振りを奪った。2ボール2ストライクからは内角への151キロの直球で右飛に抑え込んだ。

 2回に下位打線に連打を浴び先制点を許したが、主軸のバットは無音。特に試合前まで38試合連続出塁だった村上を3打数無安打に抑えた。7回117球6安打1失点、5奪三振。チームの連敗を止め、自身初の開幕7連勝。巨人で開幕投手を務め7連勝以上は38年春のスタルヒン(11)、90年の斎藤雅樹(8)だけの快挙だ。

巨人投手の開幕7連勝以上

 この日はフォークを多投した。ヤクルト打線が6番まで左打者という理由もあるが「ここ最近フォークをうまく使えてなかった」と説明した。前回登板した4日の阪神戦(甲子園)では、サンズへのスライダーが2ランとされ「スライダーと真っすぐの二択になっている感じがした」と打者の狙いを感じ取った。試合後に大城と話し合いを重ね「フォークの割合を増やしてもいいのでは」と結論を出し、8戦7勝の快投につなげた。

巨人先発投手の菅野智之

 キャンプから宮本投手チーフコーチが投手全体の目標として掲げたのは、少ない球数で長いイニングを投げること。菅野はどんな試合でも「最低7回」と課している。「週の頭に僕が長い回を投げることによって、刺激になればいいなって思って投げている。他のピッチャーもそういう意識を持ってもらいたい」

 2年連続で沢村賞を受賞した17、18年の自身を超えると決意し、新フォームに挑戦した。防御率は1・75、クオリティースタート(QS=6回以上自責点3以下)は6試合。エースの“覚悟”がチームを引っ張り、数字にも残っている。

笑顔でポーズをとる菅野

 ドラフト制後の入団で通算100勝の最速達成は、松坂大輔と上原浩治の191試合。菅野は現在184試合で94勝。残り6戦6勝なら「史上最速」100勝も射程圏内だ。「(開幕7連勝は)自分の力では達成できない。8、9連勝と伸ばしていけるように頑張ります」と力強く誓った。(玉寄 穂波)

菅野の今季登板

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