【札幌】現役大学生MF小柏剛で2年連続突破!Jデビュー戦でAロペスのPK弾生んだ

後半4分、アンデルソンロペスのPK弾で先制し笑顔を見せる小柏(右端)ら札幌イレブン(カメラ・宮崎 亮太)

◆YBCルヴァン杯 ▽グループステージ第3節 Cグループ 札幌1―1横浜C(12日・札幌ドーム)

 J1北海道コンサドーレ札幌が2年連続のグループステージ(GS)突破を決めた。引き分け以上でC組1位突破が決まる横浜C戦は後半4分、Jデビューの明大MF小柏剛(22)が奪ったPKをFWアンデルソンロペス(26)が決め先制。同杯最年長得点を狙った相手FW三浦知良(53)の交代後に失点し押し込まれる時間も増えたが1―1で踏ん張った。プライムステージ(準々決勝)の組み合わせは13日に決まる。

 チーム力を示し、2年連続GS突破を決めた。追いつかれた後は危ない場面も増えたが終盤は再び、らしい攻撃サッカーを貫き、勝ち点1を奪取。C組1位を決めるとミハイロ・ペトロヴィッチ監督(62)は「求める結果がはっきりした厳しい試合で最後まで戦い、必要な1ポイントを取ってくれた」と選手たちをたたえた。

 リーグで今季初連敗を喫した8日の敵地・清水戦(1●3)から中3日。夏の連戦で前試合からDF高嶺朋樹(22)以外の先発10人が入れ替わった。右シャドーには明大4年で「JFA・Jリーグ特別指定選手」として今週頭から練習合流のMF小柏がJデビューでフル出場。再三好機を演出し後半4分には自慢のスピードと馬力でファウルを誘いPKも奪取した。これがAロペスの貴重な先制点となったが「今日はPKを取っただけ。もっと点に絡めるように」と貪欲さを見せた。

 他にもMF金子拓郎(23)、田中駿汰(23)、DF高嶺ら若き力が指揮官の求める「走る」「球際で負けない」「規律」を徹底。“カズ封じ”成功とともに最少失点で切り抜け、勝ち点をもぎ取った。高嶺、MF白井康介(26)が負傷交代するなど激戦の代償はあった。それでも今季、FW鈴木武蔵(26)の離脱期間を一丸で補ったように、誰が出ても戦える底上げはできつつある。その武蔵はベルギー1部・ベールスホットへの移籍が内定。小柏や先月11日にブラジルから入国後の復帰初弾のAロペスの活躍は、エース移籍後の未来を描く光明ともなる。

後半4分、PKを成功させドウグラスオリベイラ(右)と笑顔でタッチするアンデルソンロペス

 昨季のルヴァン杯はクラブ史上最高の準Vも初タイトルには届かなかった。「2位以下はどこで負けても同じ」と選手が口をそろえるように、リーグとの過密日程でも今季のカップ戦に懸ける思いは他クラブ以上に強い。新たなバリエーションも見いだしながら、札幌が次のステージへ向かう。(川上 大志)

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