【横浜C】三浦知良「良い形で崩せたが、力み過ぎた。残念」2戦連続先発も不発

前半、左足でシュートを放つ横浜C・三浦(左は札幌・金眠泰=カメラ・宮崎 亮太)

◆YBCルヴァン杯 ▽グループステージ第3節 Cグループ 札幌1―1横浜C(12日・札幌ドーム)

 横浜CのFW三浦知良が札幌戦で同杯2試合連続先発。後半10分までプレーし、自身の最年長出場記録を53歳5か月17日に更新した。左足でシュートを放つなどゴールに迫ったが、得点はならず。試合は1―1で引き分け、チームは1次リーグ敗退となった。1次リーグを勝ち抜いた川崎、C大阪、札幌、柏、名古屋と、ACL出場のF東京、横浜M、神戸を加えた計8チームで準々決勝(9月2日)を争う。

 またも貪欲にゴールに迫った。前半14分。カズは左足を振り抜くもジャストミートせず。「良い形で崩せたけど力み過ぎた。残念」と唇をかんだ。その後もクロスに飛び込むなどゴールへの嗅覚は健在だった。

 この日の試合前のアップでは周りの選手より2本多くダッシュをし、キックオフに備えた。53歳でトップリーグをプレーした前例はない。練習法からケアまで全て自身の感覚と経験を頼りに、「もっとうまくなる可能性を信じて」取り組んでいる。「プールケアがいい」と聞いては独学で泳げるようになり、自粛期間中はピラティスも取り入れた。そんな姿を間近で見る同僚の元日本代表MF松井大輔(39)は「あそこまでやれているのが全て。カズさんについていけば間違いない」と言う。

 5日の鳥栖戦に続き、最年長出場記録を更新したが、「さほど気にしていない」。視線の先は自身の記録ではなく、チームの勝利。試合前の円陣で「気持ちが大事」だと鼓舞したカズは「敗退したけど、この2試合は自信になった。これをリーグ戦につなげていきたいね」。若手と変わらない言葉が、キングのすごみをより引き立たせた。(田中 雄己)

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