【甲子園・特別な君たちへ】一番人気は「バターしょうゆ味」…女子マネコンビ 愛情おにぎりで加藤学園初勝利導いた

加藤学園マネジャー清水紅宇さん(右)と山崎聖莉那さん

◆2020年甲子園高校野球交流試合第3日(12日) ▽第2試合 加藤学園3―1鹿児島城西

 加藤学園ナインを身近でサポートしてきたのが清水紅宇(あかね)さん、山崎聖莉那さんの3年生マネジャーコンビだ。

 今年1月、1996年の創部から初めての甲子園出場が決まったが、センバツも選手権も中止。県代替大会も1回戦敗退に終わった。清水さんは「翌日のミーティングでは3年生がほとんどしゃべらなくて。どういう言葉をかけていいか分からなかった」。山崎さんと話し合い、無理に励ますよりも選手が自然に立ち直るまで見守ると決めた。

 日々の練習中は1度に20合の米を炊き、7~8種類のおにぎりを用意する。最も人気があるのは歴代マネジャーから受け継がれた「バターしょうゆ味」だ。10日の練習後には、指導者分も含め70人分作製した絵馬型お守りをサプライズでプレゼント。3年生には集合写真と各自のプレーシーンを両面印刷したキーホルダーも贈り、出発前に士気を高めた。

 この日の試合は杉本周陽捕手(3年)が記録員に選ばれたため、2人はスタンドで応援。自身も中学時代、軟式野球でエースだったという山崎さんは「今までの悔しさをぶつけてほしい」と祈った。2人の思いがグラウンドまで届き、勝利を呼んだ。(武藤 瑞基)

試合詳細

最新一覧