【甲子園】コロナ感染で代替大会辞退の県岐阜商5失策…一矢報いた佐々木弾!

9回無死、県岐阜商・佐々木泰が左中間にソロ本塁打を放ち、一塁を周りガッツポーズ

◆2020年甲子園高校野球交流試合第2日(11日) ▽第3試合 明豊4―2県岐阜商

 明豊(大分)の好左腕・若杉が圧巻の立ち上がりを見せた。身長173センチ、体重73キロの体をめいっぱいに使ったフォームは、大きく映った。140キロに迫る直球と、斜めに鋭く曲がって落ちるスライダーで、いきなりの3者連続三振。初回の攻撃で1点を先取した流れに乗り、エースが聖地で躍動した。主将も兼ねる若杉は「満点だと思います。責任感が大きい中で自分らしいピッチングができたと思います」と声を弾ませた。

 若杉を支えるのは強力な攻撃陣だ。昨秋、1試合平均11・5点の得点力で九州大会を制覇。切れ目のない打線は今夏も健在だった。1点リードの2回、2死二、三塁から2番・宮川の左前適時打で2点を追加。県岐阜商(岐阜)の先発・野崎から3点を奪い、KOした。川崎監督は「バッティングもなかなか状態が上がらない中でしたけど、つないでつないでみんなで点を取ってくれた」と目を細めた。

 一方の県岐阜商は守備のミスが目立った。校内での新型コロナウイルスの感染拡大により、岐阜の代替大会への出場を辞退した。3か月の自粛期間から再び、2週間の活動停止を強いられての出場。18年3月に就任した鍛治舎巧監督にとって、チームプレーの不足が不安材料だったが、7回までに5失策。「実戦のカンが戻らない中であの若杉くんの出来でしたので…」と9三振を喫した。

 3点を追う9回、県岐阜商の3番・佐々木が交流試合1号となる一発を左中間席に放り込んだ。一矢を報いたが、反撃はそこまで。序盤に奪った3点をしっかり守り抜いた明豊と、自らをミスで苦しめた県岐阜商―。対照的なゲームだった。

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