【神奈川】病を克服した慶応・白木が6回、コールド勝ちを決める2ラン

慶応の白木英稔

◆高校野球代替大会 ▽神奈川3回戦 慶応11―1横須賀大津=6回コールド=(11日・大和スタジアム)

 左打席に入った慶応・白木英稔(3年)には少しだけ欲があった。9―1で迎えた6回2死二塁、一発が出ればコールド勝ちという場面。高めに浮いてきた絶好球を捉えた打球は、右翼フェンスを越えた。

 高校入学後初めての本塁打は「打った瞬間でした」という会心の当たり。これまでの苦労が吹き飛んだ。高校入学時から投手だったが昨秋、投球時に覚えた張りがなかなか消えなかったため病院へ。すると、脊柱管に腫瘍が見つかった。幸い、良性だったが、手術後は打者に転向。最後の夏の公式戦で、うれしい初アーチをマークした。

 高校入学以来、自宅のある静岡・三島市から新幹線通学を続けてきた。「大学にいったら、また投手をやりたいと思っています」と来春、慶大に進学後は投手に再挑戦するプランを明かした。その夢をかなえる前に、まずは神奈川の頂点を目指す。

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