空手・植草歩、“幸福度”上げてリフレッシュ効果…リレーコラム

植草歩

 毎年1月に目標を紙に書いて、部屋の壁に貼り付けるんです。今は2年前に貼り付けた「東京五輪優勝しました。」が、そのままになっています。また1年、この目標に向かって頑張っていくことになりました。

 空手は東京五輪で初めて正式種目になりました。自分たちにとって五輪は未知の世界です。表彰台の一番高い所に立って、金メダルを首にかけているシーンを常に想像するようにしています。

 本当に五輪があるのかと不安になり、イメージを膨らませることが難しいと思うこともありますが、毎日前向きに練習には取り組めています。

 自信をもって臨めるだけの準備は、しっかりとしていきたいのです。練習以外の時間は散歩をしながら、緑を見たり花を見ることで“幸福度”を上げています。自分でもビックリしているのですが、リフレッシュタイムを取り入れたことでトレーニングの数値が上がったんです。

 時には気持ちが落ちたり、年齢的なこともあって体の回復が遅くなったと感じたり。だからこそ、自分の体と向き合う時間が増えました。ちゃんと気分転換をして、練習で上げるところは上げていくということができています。情報に一喜一憂するよりは、自分が「楽しい」と感じる時間を大切にしたいと考えるようになりました。

 7日にYouTubeチャンネル「植草歩のうえちゃんねる」を開設しました。自分たちは結果を出したり試合をするからこそ、感動を受け止めてもらうことができます。それがない今、無力さを痛感しています。誰かに少しでも夢や希望を伝えられるようなYouTubeにできたらなと思います。

 ◆植草 歩(うえくさ・あゆみ)1992年7月25日、千葉・八街市生まれ。28歳。JAL所属。実住小3年から競技を始め、柏日体(現・日体大柏)高を経て帝京大へ。世界選手権は2012、14年銅、16年金、18年銀。アジア大会は14年銅、18年金。17、18年のプレミアリーグ年間女王。全日本選手権は15年から女子組手最多の4連覇。家族は両親と姉。身長168センチ。

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