五輪代表・野口啓代が圧巻首位「落ち着いて登れた」

野口啓代は圧巻の登り

◆スポーツクライミング リードジャパンカップ 第2日(10日、岩手県営スポーツクライミング競技場)

 女子予選が行われ、東京五輪代表の野口啓代(31)=TEAM au=が唯一、2課題とも完登し、首位で予選を通過した。リードを得意とし、3度目Vを目指す森秋彩(16)=茨城県連盟=、東京五輪出場を狙う実力者・野中生萌(23)=XFLAG=が2位タイで予選突破。今季、ボルダリングとスピードのジャパンカップを制し、3冠がかかる伊藤ふたば(18)=TEAM au=は15位で通過した。女子の準決勝と決勝は11日に行われる。

 2月のスピードジャパンカップ以来、約6か月ぶりの実戦に挑んだ野口は、圧巻の登りで五輪代表の実力を見せつけた。実家にはボルダリング、スピードに加え、5月にリードの壁も完成。コロナ禍による自粛期間中、多くの選手が壁を使用した練習を制限された中、野口は実家で、黙々と3種目を強化。今大会に向けてもリード壁を登り込み、準備を積んできた。「成長したところをみなさんに見せることができれば。前より落ち着いて登れるようになった」と語った。

 森は1課題を完登し「久しぶりの大会で不安だったが、予選通過できたので、決勝でいい登りができたら」。野中も1課題を完登。「緊張感を楽しんで、のびのび登ることができた。(コロナ禍で十分に練習できず)自分のベストではないなりに、受け止めて登ることができた」と話した。

 伊藤は2課題とも終盤まで登ってみせるも完登はならず。「久しぶりの試合で感覚を戻して、明日(11日)に勝負できるように」と切り替えた。

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