【甲子園】明徳義塾が逆転サヨナラ! 7回までノーヒットも馬淵マジック&4番・新沢が輝いた!

9回2死一、二塁、明徳義塾・新沢颯真のサヨナラ右越え適時2点三塁打で、二塁走者・奥野翔琉(8)と一塁走者・合田涼真(6)が生還をし、大喜びする明徳義塾ナイン(カメラ・馬場 秀則)

◆2020年甲子園高校野球交流試合第1日(10日)▽第2試合 明徳義塾6x-5鳥取城北

 快音が、ブラスバンドのいない甲子園に響き渡った。1点を追う明徳義塾は9回2死一、二塁、4番・新沢が右越えへ逆転サヨナラ三塁打を放ち、試合を決めた。「気持ち良かったです。ヒットは出てなかったですけど、最後まで耐えていたら最後にチャンスがくると思っていました。全員野球が出来て良かったです」と止まらない汗を何度も拭いていた。

 苦しかった。馬淵監督が「7回までノーヒットというのは記憶にないと思うんですよね」と苦笑いする展開だった。それでも、5回までは2―1でリードしていた。打てなくても点は取れる―。馬淵采配が光ったゲームでもあった。

 1点を追う2回は、先頭の6番・玉城が四球で歩くと、すかさず二盗を決めた。死球と犠打で1死二、三塁とし、9番・新地の中犠飛で同点とした。5回も先頭の1番・奥野が四球で出塁し、この試合チーム3個目の盗塁に成功。1死三塁から3番・鈴木の左犠飛で1点を勝ち越した。安打は出なくても相手がくれた四死球を生かし、足を絡めて得点する試合巧者ぶりを見せつけた。

 しかし、好投を続けていた先発・新地が8回に捕まった。1死満塁とし、鳥取城北(鳥取)の3番・河西のセンター右への適時二塁打で逆転を許す。なおも二、三塁で4番・吉田の右前タイムリーでこの回3点目を奪われ、降板した。打者一巡10人の猛攻で4失点。一時は2―5とリードを許す中でも、誰一人として諦めることはなかった。

 馬淵監督はナインに向けて、「今日の試合のように思い通りにいかないこともある。最後まで粘っていたらこういうこともあると、今後の人生に生かしてもらいたい」と語った。ヒーローの新沢も「この1試合、全員で耐えて勝ったことは、大学や将来に必ず役立つと思います」と目を輝かせた。

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