【宏太チェック】鈴木武蔵復帰の札幌は迫力出たが、0トップ時のような戦いを

負けてうなだれる札幌イレブン

◆明治安田生命J1リーグ第9節 清水3―1札幌(8日・アイスタ)

 清水戦はやはり数的不利となったことが大きかった。後半から出場し、18分間に2枚の警告を受けた田中は、守備の優先順位をつけるべき。ボールを奪いたい気持ちは分かるが、取れると思っていくのと無理に行くのは違うのだから。

 武蔵が帰ってきて、攻撃の迫力が出た一方で、前が動き過ぎているような感覚にもなった。武蔵のスピードが相手の脅威になるのは確かだが、ピンポイントで1トップの彼に合わせるのは簡単ではないし、ルーカス以外に決定機を作れる選手も清水戦ではいなかった。

 メンバーが代わっても0トップ時のような試合ができるようになれば、高い確率で勝てる。しっかり守りながら相手のGKとDFの間にスペースを作り、そこを突いていくためには、意図的にその部分を作っていくこと。武蔵が高い位置でボールを追うのもいいが、シャドーの位置まで下がり、3人で相手の3バックを見る形の方が敵を引き出せた。0トップと1トップのどっちがいいか、ではない。誰が出ても守備の行き所など、バランスをしっかり取ることが大事になる。(吉原宏太、1996~99年札幌FW)

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