【石川】航空石川の9番・城田凌介、優勝呼んだ振り逃げからの決勝ホーム

果敢な走塁で決勝点をもぎ取り、笑顔を見せる日本航空石川・城田(左)(カメラ・竹内竜也)

◆高校野球 石川代替大会 ▽決勝 日本航空石川2―1星稜(9日・石川県立)

 日本航空石川が、星稜との甲子園交流試合出場校対決に競り勝ち、3年ぶりの夏優勝を飾った。

 決勝点は9番・城田凌介遊撃手(3年)の積極走塁から生まれた。同点に追い付かれた8回1死から、振り逃げで出塁すると、「ノーサインでいきました」とすかさず二盗。送球がそれる間に、一気に三塁に進んだ。

 ここで星稜のカバーリングが乱れ、ホームがガラ空きになった。大チャンスだったが、城田は「自分は、見えていなかったんです」と苦笑い。それでもベンチの中村隆監督(36)から「4つ(本塁)行け!」という声が聞こえると、「思い切っていきました」とヘッドスライディングで決勝点をもぎ取った。

 “神の声”の主である中村監督は「相手の送球やカバーのミスがありましたが、それはこちらの積極的な走塁が生んだのだと思う。なかなか打てない試合では、多少、強引にいかないと。やって来たことができました」と振り返った。“神走塁”となった城田は「投手が我慢強く投げてくれていたので、何としても1点取りたかった」と、ともに3年生右腕の嘉手苅(かてかる)浩太、田中颯希(さつき)の1失点リレーに応え、うれしそうだった。

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