【石川】航空石川の191センチ右腕・嘉手苅浩太、投打で3年ぶりVに貢献

優勝に貢献し、胴上げされる日本航空石川・嘉手苅(カメラ・竹内竜也)

◆高校野球 石川代替大会 ▽決勝 日本航空石川2―1星稜(9日・石川県立)

 日本航空石川が、星稜との甲子園交流試合出場校対決に競り勝ち、3年ぶりの夏優勝を飾った。

 191センチ、104キロの大型エース右腕・嘉手苅(かてかる)浩太(3年)が、6回1/3を4安打1失点、5三振で試合を作った。「星稜さんを倒すことを目標にやってきて、最後の夏にしっかり投げられて、結果を出せて良かった」。最速148キロの直球の割合を「3~4割」(嘉手苅)に抑え、変化球主体の投球。これが星稜の強力打線を翻弄した。

 特に良かったのがツーシームだ。2週間ほど前に「いろいろ握りを試して、ちょっと指を開いてみたらすごく良くなった。自信になった」と笑顔。昨秋は右肘痛などで出遅れたが、星稜に勝つことを目標にコツコツと練習を積み重ねた。

 コロナ禍で甲子園が中止になったが、休校中も兵庫の実家で毎日30~40分のランニングや、腹筋30回を5~6セットなどを欠かさなかった。そして高校最後の県大会決勝の舞台で、昨秋の県決勝(2●16)、北信越大会決勝(1●19)と惨敗した星稜にリベンジを果たした。

 ネット裏で視察した4球団のスカウトからも、変化球を器用に操る点を評価する声が複数上がった。ただ、星稜のプロ注目の4番・内山壮真捕手(3年)にはこの日最速の144キロ直球も投げ込み、2打数無安打(1四球)に抑えた。嘉手苅は「甲子園で活躍し、1年生からしっかり打っている打者なので力が入った。(対戦を)楽しめました」と振り返った。

 打っては5回に先制打と、投打でチームを3年ぶりの夏の頂点に導いた。将来はプロ入りが目標の背番号1。16日の鶴岡東(山形)との甲子園交流試合はアピールの大チャンスだ。「今日は変化球が中心だったので、甲子園では持ち味の直球で150キロを出したい」と目を輝かせた。

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