自転車世界女王・梶原悠未、五輪会場でイメージつかんだ「必ず金メダルを獲得したい」

東京五輪の自転車競技代表内定選手激励会で意気込みを語る梶原悠未(カメラ・宮下 京香)

 東京五輪の自転車トラック種目日本代表の激励会が8日、五輪会場の静岡・伊豆ベロドロームで行われた。女子オムニアム、マディソンで代表入りした梶原悠未(23)=筑波大大学院=らが出席し、五輪のレース本番までちょうど1年の節目を迎え、「世界チャンピオンの自覚を胸に、五輪では必ず金メダルを獲得したい」と決意を新たにした。

 2月の世界選手権女子オムニアムを日本女子で初制覇した梶原はリラックスした表情だった。代表選手は7月28日から今月2日に五輪本番を想定し、五輪と同じ会場で非公開での“予行演習”に臨んだ。世界選手権のレース時間は6時間半に及んだが、五輪は約3時間で実施。それに伴い、種目間のインターバルが最短で20分に短縮されるとあって「1種目で全力を出し切ったら体力が最後までもたない」と分析。その上で「8割の力でレースに臨めるところを目指したい」と初の大舞台へのイメージを膨らませた。

 予行演習でバイクに乗り相手役を務めた日本代表のクレイグ・グリフィンコーチは「悠未は1年前の状態としてはベスト」と順調ぶりをアピールした。コロナ禍で今後のレースの見通しが立たないが、試合勘が重要と感じている梶原は「月に一度はレースを想定した練習を取り入れていきたい」と見据えた。

 激励会には、東京五輪・パラリンピック組織委員会の森喜朗会長と橋本聖子五輪相も出席した。自転車競技で五輪3大会に出場した橋本氏とは1年半前に食事をするなど親交があり、「五輪までの期間を楽しんで」と声をかけられた。「金メダルを取る姿をイメージして、それを毎日積み重ねていきたい」と梶原。日本女子初の五輪金メダルへ、勝負の一年に挑む。(宮下 京香)

 ◆梶原 悠未(かじはら・ゆうみ)1997年4月10日、埼玉県生まれ。23歳。埼玉・筑波大坂戸高、筑波大を卒業、筑波大大学院在学。1歳から中学3年まで競泳選手。高校1年で自転車競技を始め、17年W杯のオムニアムで日本勢初優勝から2連勝。昨年も2連勝し通算4勝。アジア選手権は4連覇中。家族は両親と弟。155センチ、56キロ。

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