【磐田】小川航基、23歳バースデーPK決めた「これからの連戦、僕のゴールが必要になってくる」

前半43分、自ら23歳の誕生日を祝う勝ち越しのPKを決めた磐田FW小川航(カメラ・小松 雄大)

◆明治安田生命J2リーグ第10節 磐田2―1松本(8日・ヤマハ)

 ジュビロ磐田は松本を2―1で下し、今季初の連勝をつかみ取った。エースのFW小川航基(23)が誕生日に9戦ぶりとなるゴール。自ら祝うV弾で今季初の逆転勝利に導いた。第10節を終え、5勝2分け3敗。この日から23日の金沢戦まで続く中2日、中3日の5連戦を白星発進。フベロ監督(46)は「この勝利で選手たちも行けるという気持ちになる」と大きな1勝を喜んだ。

 やっとこじ開けた。開幕戦以来となるエースの一撃。前半43分。高い位置からのプレッシャーで奪ったボールからのスルーパスに磐田FW小川航が反応。相手DFに競り勝つように倒されて奪ったPKをゴール左に蹴り込むと、9戦ぶりゴールの味を確かめるように、両こぶしを2度ぐっと握りしめた。

 「やってやろうぜ23歳」。試合前に横断幕を見つめ、サポーターの気持ちに心を奮い立たせた。「なかなか点が取れない中で、誕生日に試合があること、ここで何か変えられるんじゃないかという思いで臨んだ」。PKでボールをセットする際には「誕生日なんだって?」と相手GKから駆け引き交じりの声を掛けられ、「笑っちゃいましたが、思い切り沈めることができた」と振り返った。

 前半26分に先制を許したが、全員が気持ちで負けなかった。何度もつぶれながらボール受けていた小川航が落としたボールを、MF大森晃太郎(28)が拾ってドリブル。前半33分、相手GKの死角から狙い澄まして、右足でネットを揺らし同点。2戦連発で振り出しに戻すと、後半はエースの勝ち越し弾を全員で守り切った。指揮官は「最後までハードワークをしてくれた。選手が勝ち取った逆転だ」とたたえた。

 ようやく白星を2つ並べた。「先制されても盛り返せたのはチームの成長」と小川航。5連戦のスタートをしっかり勝ち「どんな形であれ点が取れたのは大きい。これからの連戦、僕のゴールが必要になってくると思う。1試合2点ぐらい決めたい」。エースの一撃とともに、チームも上昇気流に乗る。

(小松 雄大)

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