【三重】松阪商・阪本和樹、3三振で夏終わる…高校では松井秀喜超えの通算61本塁打

1回1死三塁で空振り三振し、ガックリとベンチに戻る松阪商・阪本

◆高校野球 三重代替大会 ▽準決勝 いなべ総合学園3x―2松阪商(8日・県営松阪)

 プロ注目の松阪商の主砲・阪本和樹左翼手(3年)は三重の準決勝でいなべ総合学園に敗れ、高校通算61本塁打で最後の夏を終えた。同じくプロ注目の相手エース・伊東邑航投手(3年)の前に4打数1安打3三振だった。大阪大会は8強が出そろい、公立では信太と香里丘の2校が残った。

 最後の試合は不発で終わった。阪本は、いなべ総合学園の伊東に封じられて「自分のスイングをさせてもらえなかった。悔しいです」と言葉を詰まらせた。チームは0―1の9回に一時逆転したが、サヨナラ負けを喫し、決勝を前に特別な夏を終えた。

 4回先頭の2打席目に空振り三振した際、「俺の時だけボール(の勢い)が違う」とスタンドまで届く声を発した。対戦後、いなべ総合学園の田所宗大捕手(3年)と言葉を交わす機会があり「やっぱり投げるボールを変えていたみたいです」と徹底マークを受けていたことを明かした。しかし「対戦したかった投手と接戦で戦えたことは思い出」と下を向かなかった。

 今大会は海星との3回戦で、松井秀喜氏(星稜高時代に60本塁打)を超える高校通算61本目となる本塁打を放った。「自分の力で遠くへ飛ばせるところが持ち味」と、フルスイングが持ち味で、広島・鈴木誠也に憧れている。甲子園には1度も出場できず、全国的には無名の存在だが、プロもそのパワーに注目。この試合にも巨人、阪神、中日の3球団が視察に訪れ、中日・中田アマスカウト・アドバイザーは「ツボに来た球をつかまえる力がある。スイングも力強い」と右の強打者として評価した。

 「ここで終わりではない。悔しさを踏まえて、上(プロ)でやっていきたい」と、三重の大砲はプロ志望届を提出する予定だ。次なる最高峰の舞台では全国に名をとどろかせたい。(菅原 美沙)

 ◆阪本 和樹(さかもと・かずき)2002年8月29日、三重県津市生まれ、17歳。南が丘小3年時からソフトボールを始め、6年時から「三重ゼッツヤング」の小学部で硬式野球を始めた。南が丘中では「三重ゼッツヤング」の中学部に所属。松阪商では1年春からベンチ入り。179センチ、79キロ。右投右打。

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